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彼女の本音  作者: 本庄梓
交差する想い
80/110

80

「やっぱりこうやって抱き締められるのが一番ね。まぁ……理想は来斗から抱き付いて欲しいけどね」

「お前、今までの事覚えてるのか?」


ずっと幽体離脱してた事


「覚えてるわよ?普通は記憶ないのかな?」

「知らねーけど……普通は目覚めたら忘れてるってパターンが多いみたいだけど」


ずっと幽霊みたいな俺が言っても説得力ないけど


「ちょっと残念」

「何が?」

「あのまま消えちゃっても良かったかも」

「なっ……」

「そうすれば来斗と同じだもの」

「千春」

「……ちょっと疲れたかも……看護師来るまで横になるね」

「……」


千春は死ぬ事を怖いと思ってない

今の千春の状態ならそれは幸せな事かも知れない…死の恐怖心と闘うのは辛いから

でもそれは……あくまで俺と一緒になるだけって思ってるから

俺が生きてるかも知れないって事は千春は知らないし……仮に死んでても一緒に幽霊になれるって保証はない

でもその事を千春に話す事は…良くないよな




朝、起きると寝た感じが全く無いまま身支度を整えてリビングに行く




「弥生、ご飯食べて行けよ」

「……ちょっといらないかも」

「…………」

「少し食べようなぁ…」


お兄ちゃんの無言の目力に逆らえず椅子に座ると朝から嫌なニュースを聞く


「あ、そうだ弥生」

「ん?」

「母さんだけど明日退院するって」

「……え……嘘でしょ!?」


機械の様に動いてた手が止まった


「何でそんなにビックリするんだよ……そんなに嬉しいのか?それか嬉しくないのか?」


退院…どうしよう……そんなに早いの?

そうすれば整形外科に行ってなかったから状況が把握出来てないよ

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