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彼女の本音  作者: 本庄梓
小さな恋敵
8/110

8

きっとこういう事も今回のお母さん発言に繋がってるんだろう


「それは……」

「ただ、入院の事は何もするなって言われた…見舞いにも来るなって……酷くないか~一人息子にさぁ」

「………」

「反論はしたんだぜ?流石に全部なんて大変じゃないかって…今まで何の手伝いもして来なかったお前がいきなり」

「………」


『何の手伝いもして来なかった』って所がやけに強く言われたけど…私は言い返せない



「『だめなの!あの子は今やらないと!』ってね……ほら、面会時間無くなるぞ?何か探してたんじゃないの?」

「え…あぁ!」


そうだ、化粧品探してたんだ!

まだ見付かってないよ……もういいや、このまま持っていこう!

時間も無いし、持っていかなかったらまた怒られる




『物も探せないの?17にもなって化粧品の1つも覚えて無いからよ』





箱事持ってきた私にお母さんは言った

結局同じだった…怒られると思って持ってきても



「化粧品なんて1個も持ってないし…しないんだから解るわけ無いでしょ?」

「また愚痴かよ」

「だって……ってもう病室戻らなくて良いの?」



急いで来たけどいつも通りお母さんと喧嘩した事で面会時間までまだ時間が有った私は自販機で飲み物を買って飲んでたら現れた少年に言った



「大丈夫だろ」

「………」



この1週間で判った事は彼は松浦来斗

随分長い事この病院に入院してるらしい

年齢は……見た目通りの小学生……だと思う






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