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来斗君は嘘つきだ……その嘘は凄く優しい嘘だから厄介
婦長さんと話してたのもきっと聞いてたんだ
私の精神的な傷が思ってたよりも深いって事も
「私が本当は思い出す事を怖がってる事も……読んだんだ…私の想いを」
だから止めようって言ってくれた
弱虫……
何怖くなってんのよ
自分で決めたんじゃん過去に向き合うって
来斗は本当は知りたい筈なのに私の事思って
「嬉しい…凄く嬉しいけど……絶対に駄目!」
ここで諦めたらもう来斗君現れてくれなさそう
今は本当にチャンスなんだ
小児科病棟
「なんだよ……アイツ」
少し素直になったかと思ったら…ちっとも変わってねーじゃんか
「たくっ……面倒な女……」
俺は弥生の事を思って俺が生きてなくて…それ でも弥生の記憶も完全に戻ったら
「最悪じゃん……」
また弥生は塞ぎこむ生活になってしまうかも知れな い
それだけは……嫌だ
やっと……元気になったのに
「どうするかな……」
「どうもしないわよ」
「千春!?」
腰掛けてたベットからか細いけど声がきこえる
「私のベットで他の女の話しないてよ…」
繋がれた器具を上手く外しながら起き上がる
おいおい、外して良いのかよ
「来斗っ」
「千春」
俺の心配を他所に千春は体が自由になると一番に俺を抱き締めた




