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彼女の本音  作者: 本庄梓
思考回路パニック
73/110

73

「何が言いたいのかしら?」


せっかく話して貰ったのに棘がある言い方したかも知れない

現に婦長さんの声はさっき小児科に来た時、ナースステーションの中で聞いてた厳しい口調に戻ってる


「ごめんなさい…ただ、私の名前も覚えてるみたいだったし……さっきも体調を気にしてくれたんで…覚えてるのかなって」


もし私が看護師だったら……なった事がないから絶対じゃないけど…


覚えてるかな?

10年前の患者さんの事を


来斗君の様に大きな手術をしたなら解るんだけど、同時に運ばれて来たとはいえ直ぐに転院した私の事を覚えてるかな……?


「男の子の事があったから……余計に覚えてるのかしらね」

「それって逆に影が薄くなって……覚えてないとか……でも私も何か有ったら…」


手術はしてなくても何か印象的な事とか…


「貴女ってひねくれてるって言われない?」

「……」


婦長さんが小さく笑った

厳しい口調も優しくなってる


「はい…家族にも友達にも良く言われます。同時に可愛く無いとも」

「やっぱり?なんか私と似てるわね…言われた事を素直に受け止めない所とか」

「すみません」

「本当に大変な手術だった…だけど私は一緒に運ばれて来た女の子の方が印象的だったの」

「………」

「だから名前も覚えてた……でも最初に言った通り、深くは話せない貴女の親御さんの考えも有るから」

「はい…」


やっぱり…私も相当大変状態だったんだな…精神的に


「…男の子の事…探すの?」

「……はい、色々反対されてますけど私、知りたいんです…どうしても」


霊感なんて有る方じゃない

でも来斗君は私の前に現れた

きっと何か意味があると思うんだよ


「……本当に似てるわね……ねぇ、凄く可愛い貴女に言うのは失礼だと思うけど……モテないでしょ?」




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