表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼女の本音  作者: 本庄梓
思考回路パニック
70/110

70

「……10年くらい前に亡くなった男の子の事なんですけど」

「………」

「交通事故で運ばれたりしてきた筈なんですけど」

「あまり楽しい話じゃないわね」


さっきまで笑ってた婦長さんも椅子に座って私の話を聞いてくれる


「…ごめんなさい」

「どうして知りたいか理由は解らないけど…私達にも答えられる事と出来ない事があるの」

「………」

「秘守義務ってやつ」

「そうなんですか……でもそうですよね…」

「ごめんなさいね」

「あの、私もその時一緒に運ばれたかもしれないんです…覚えてないけど…男の子と一緒に」


一緒に救急車に乗ったなら私も同じ病院に来たよね?


「………」

「私も居たと思うんですけど…男の子と一緒に」


あまり人には喋ったりしちゃ駄目だけだろうけど

…本人なら……


「貴女……名前は?」

「梅宮弥生って言います」


鞄から生徒手帳を出して名前を見せる


「………弥生………」

「覚えてますか?」

「正直な話、救急センターでもあるこの病院だと人が亡くなったりする事は珍しくない…それが子供でも」

「はい」


最近、痛感した事だ


「だから駄目かもしれないって時の奇跡は余計……忘れられないわ」

「奇跡?」

「……弥生ちゃんは覚えてないのね?」

「ちょっと忘れてて」


ここで催眠術とかの話をしたら絶対教えて貰えない


「梅宮弥生ちゃん……貴女が本当に弥生ちゃんなら私は余計に話す事は出来ない」

「何でっ……」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ