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彼女の本音  作者: 本庄梓
繋がる糸と切れる糸
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「そうかも知れないけど弥生ちゃんは僕の受け持 ちの患者じゃないし頭下げられるの得意じゃな いんだ」

「…………」

「患者さんを治すのは医者として当たり前だし、治 して……って言葉嫌いなんだよ…患者さんが一番頑 張ったから病気は治るんだから」


先生って……本当にイイヒト過ぎるんだけど


「先生って詐欺とか騙された事とか絶対有りますよね?」

「え?よく知ってるね」

「…………」




『仕事の合間とかに聞いてみるから明日小児科においで』



お人好し過ぎる先生にお願いして私は整形外科には顔を出さずに屋上に向かった

小児科に行かなくても先生には売店とかで会いそうだけどな


「誰か知ってると良いなぁ…」


屋上は予想外にも開放してた

今の病院は安全面を考えて屋上に入れない所が多い


「…………」


屋上と言えば真っ白なシーツを看護師さんが干してるイメージだったけど


「結構寂れてるな………誰も居ないし」


周りを見渡しても患者は勿論、看護師さんなんて見当たらない


「来斗君」


誰も居ないからか自然と名前を呼ぶ



ちょっと現れてくれるかもと思ったけど

千春ちゃんの側に居るのかも…危ない状態は変わらないみたいだし…私の所なんて


「卑屈女……駄目だなぁ……こういう所を直さないと……」


金網の側にある少し汚れた椅子に腰掛けると聞きなれた声に呼ばれた



「あっ……弥生ちゃん!?」

「………楓先生」


もう運命を感じても……確信しちゃっても良いですか?





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