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彼女の本音  作者: 本庄梓
繋がる糸と切れる糸
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でも思った通りと言うか…

やっぱりと言うか先生 は立ち去ったりしなかった


「僕で良かったら相談にのるよ?」

「先生」

「聞く事しか出来ないかもだけど」

「ちょっと昔の事知りたくて…でも知ってそうな人には聞けなくて」

「どうして?」

「……傷付けちゃいそうで」


お母さんやお兄ちゃんは違うかもしれないけど…飛鳥に聞くのは酷だ。


「そうなんだ……昔の事……それって病院の人とかじゃ駄目なのかな?」

「え……」

「昔の事でしょ?この病院は出来てから長いし古くから勤務してる先生とか居ると思うから…あ、でも…ただの歴史が知りたいんじゃないか……」


『……気付いたらこの病院にいて…』



来斗君はそう言ってたよね?


「……ありかも」

「え?」

「先生、それありかもです!」

「あ、うん…ありがとう?」


先生の手を取って頭を下げると反対にお礼を言われ

さっきまで闇とか言ってた奴が頭下げたら面食らう よね…

でも何で早く気付かなかったんだろう!

来斗君はこの場所を動けない

そう言うのって世間一般では『地縛霊』って言うんだよね?

この場所に深い関わりがあるから来斗君は此処に居 る


「…あの、小児科に長く居る先生って居ますか?」

「え?小児科? 」

「はい、先生は若いから昔は居なかったと思うけど…年配の先生とか」

「年配の………小児科の医師って比較的若いからなぁ……どれくらい前?」

「……10年くらい前ですかね」


来斗君が事故に遭った時


「…うーん…居ないなぁ……でも聞いてみるよ、10年前に小児科病棟に居た先生がまだ何処かの科に居ないか」

「有り難うございますっ!」

「弥生ちゃん、頭上げてよ…」


また頭を下げる私の肩を掴んで先生は慌てて言った


「病院で先生に頭を下げる患者は珍しくないですよ?」


先生に治して貰ったりしてお礼を言う人は沢山居る




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