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彼女の本音  作者: 本庄梓
2人の繋がり
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何も出来ず部屋の前に居ると廊下を走ってくる女性の姿が見えた


「お母さん、こちらに…」

「千春はっ千春大丈夫なんですか?!」

「今、先生が診てくれてますから……」


千春ちゃんのお母さんかな……?


『だから弥生の負け』


負けとか……何言ってんのよ

死ぬ事が勝つ事なんて有り得ないよ……千春ちゃん



「弥生」

「……来斗君!」


顔を上げると来斗君の姿が見えた


「来てたんだな、ごめん急に居なくなったりして」


急に居なくなったり


「……それは……いつの…」

「え?」

「あ……いや、うん……何でもない」



来斗君が急に居なくなった事は気になるけど…今はそんな事聞くのは野暮だよね


「せっかく思い出してくれたのに……ちょっと今日は話せそうもないから」

「うんわかった。じゃあ明日……ううん……何でもない…取り合えず帰るね」


最低……この状況で明日とか

いくら楽観的な考えをしても明日になって劇的に千春ちゃんが良くなるなんて思えない


「おう……」

「来斗君」

「何?」

「何でもないや」

「何だよ、さっきからそればっか」

「だって…」


『千春ちゃんは良くなる?』なんて体調が悪化した瞬間を直ぐ感じた来斗君に聞くのは…正直怖い


『死神みたい…』

あの時思った事を思い出しちゃった


「死神にならないでね?」

「………だから神様じゃねーって」

「だね…取り合えず…明日も来るから」

「あぁ」


『明日』を強調して私はエレベーターに乗って降りた




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