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彼女の本音  作者: 本庄梓
眠れる王子様
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44

「俺の姿が見えるのは弥生だけだぞ?」

「……そうなんだよね……うん……」


ハッキリ見えて触れられるのになぁ


「今日は遅いじゃん……俺はあの医者みたいに鈍感じゃねーから…」


鈍感って……本当に勿体ない…こんなに可愛い顔してるのに


「口悪いなぁ……」

「弥生に言われたくねぇな」

「ですよね……ちょっと遅くなっちゃった…」

「……今日は来ないと思ってた、お母さんの所にも顔出さないから」

「来ないつもりだったんだけど」

「……あの医者に会いに来たって?」


さっきから楓先生を目の敵にした様な言い方ばっかり


「違うよ、眠れる王子様を……じゃなかった」

「眠れる王子……」

「……どうしたの?顔紅いよ?」


カァっと来斗君の白い肌が紅く染まっていく

幽霊も紅くなるんだ

来斗君のお陰なのか私の中の幽霊像がドンドン書き換えられていく

来斗君限定かも知れないけど


「何でもない………それより眠れる王子様……弥生知ってるのか?」

「来斗君知ってるの?眠れる王子様って有名なの?」

「知らねぇよ…有名だとか…弥生が知ってるとは思わなかった」

「私は来斗君が知ってるとは思わなかったよ」


そういう乙女ティックな話題とか興味無さそうだから…でも来斗君が知ってるくらい有名なんだ

来斗君も看護師の間で有名だけどさ


「…会いたいの?」

「あ……どちらかと言われれば会ってみたいけど……今日はいいや」

「なんだよ…会いに来たんじゃ…」

「私が会いに来たのは来斗君にだよ」

「…………」

「先生でも王子様でもなくて……私は…………松浦来斗君に会いに来たの」

「弥生………」


ここまで走って来たのは来斗君に会うためだもんね



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