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彼女の本音  作者: 本庄梓
来斗の姿
29/110

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話し掛けた看護師は私を見ると少し笑った

自分の母親が入院してる整形外科よりこっちの方が有名みたい……私。


「どうしたの?千春ちゃんなら病室に要ると………あ、楓先生?」

「へ?」


楓先生?

なんで楓先生?千春ちゃんなら分かるけど

それに楓先生はさっきまで一緒に居たけど自分から離れたし


「違うかな?どうかしたの?」

「あ……あの、千春ちゃんと仲の良い男の子の事なんですけど」

「千春ちゃんの?」

「はい……どこの病室か分かりますか?」

「仲の良い…どの子かしら?」

「…………」


どの子って……そんなに仲の良いボーイフレンドが沢山居るのか……そうだ…千春ちゃんだもんね。あの女子力ならどんな男の子……いや、男も手玉に


「千春ちゃんが仲良くしてる男の子……居たかしら…」

「え……」

「ごめんね、思い出してるんだけど……女の子を含めて千春ちゃんが仲良くしてる小児科の子って居ないのよね~私が知らないだけかも知れないけど」


仲良くしてる子が居ない?


「あの、千春ちゃんより少し背が高い男の子なんですけど…!」


私と似てる千春ちゃん(女子力除外)

友達が少ないのは悪いけど納得出来る

だけど来斗君は…知らないわけない


「ちょっと待ってね?ねぇ、誰か知ってる?武内さんの……」


ナースステーションの中に居る他の看護師に聞いてくれた

なんか……必死でごめんなさい!

私は心の中で謝った

でもこれで来斗君の病室が分かる


「待たせてごめんね…今、千春ちゃんと同じくらいの男の子って……居ないのよね」

「居ない?」

「えぇ、それくらいの男の子は入院してないはずよ?外来の患者さんかしら」

「…………」

「千春ちゃん、あんまり友達作らないから…仲の良い男の子……というか男性は楓先生くらいね…役に 立たなくてごめんね」

「いえ……あの千春ちゃんは今、面会出来ますか?」

「ごめんね…今は無理かな」

「わりました…また来ます」


千春ちゃんに会いたかったな

来斗君が外来の患者なんかじゃないのはわかるよ…パジャマ着てたりしてたし

もしかしたら一般病棟とか?

その可能性がないとも限らないよね


『幽霊』


そうだよ……あんなにハッキリしてるし

違うよね?



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