第69話:ゲイルの悪魔族察知能力
暴走したハンナがトムに襲い掛かり、悪魔族のレヴスがジュネッスに出現したほぼ同じ頃、ジャスシティーの市場では、ハルカ、マリー、ユリア、ゲイルが買い物当番として食材を買いに来ていた。
さらにメロス、バニラ、ショコラ、ハリゾウ、ハリスケ、ハリミも一緒である。
ハルカ達は薄茶色の紙袋に買ったものを詰め込み、市場を歩き回っていた。
ハルカ「よし! これで必要なものは全部買えたね!」
マリー「じゃあ帰ろっか!」
ユリア「私はこのまま、トム様を迎えに行こうかと。下校時間にはまだ早いですが」
ゲイル「まだ夕方にすらなってないけど、姉さんの手料理が待ち遠し…はっ!?」
するとゲイルは急に何かを感じ取った。
頭の中を電流が走るかのごとく。
さっきまで明るく軽い感じだったゲイルの表情は、険しい感じへと一変した。
ゲイルの心の声「この感覚…間違いない! 昨日のと同じだ!」
ハルカ「ゲイルくん、どうしたの?」
そんなゲイルを心配し、声をかけるハルカ。
昨日は誤魔化したものの、ゲイルは感じた感覚のことを打ち明けることを決めた。
ゲイル「姉さん、みんな、落ち着いて聞いてくれ! あっちの方に、悪魔族の波動を感じるんだ! それもラクアやカイザスみてーな、幹部クラスだぜ!」
マリー、ユリア「悪魔族が!? 」
ハルカ「てことは、ミトンズが言ってた、悪魔兵団以外の悪魔族による脅威がついに訪れたってことか…」
ちなみにどうやらゲイルは、同じ悪魔族を気配を「波動」と評して察知できるようである。
メロス「今ゲイル様が示していた方角には、ジュネッス魔法剣術学園がありますね」
ユリア「それではその悪魔族とトム様が戦っているかもしれないってことですか!?」
メロス「その可能性は高いかと」
ゲイル「それに悪魔族と違うけど、それに似た激しい憎しみの波動も感じるんだよなぁ」
ハルカ「とにかくジュネッスへ行ってみましょう! トムくんは強いけど、なんだか嫌な予感がするし…」
ユリア「そうですね!」
マリー「行こう行こう!」
ハルカ「バニラちゃん、ショコラくん! 念のためにシェアハウスに戻って、他のみんなも連れて来て!」
マリー「お願いね、2匹共!」
バニラ「ミャー!」
ショコラ「バフ!」
バニラとショコラは住んでいるシェアハウスへ、そしてハルカやマリー達はジュネッス魔法剣術学園へと急行して行った。
ユリアの心の声「トム様、どうかご無事で!」
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