表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/75

第67話:憎しみの無双

 次の日の昼頃、ジュネッス魔法剣術学園の校舎裏。

 昨晩、レヴスによって様子がおかしくなったハンナは、因縁あるタールを呼び出していた。

 相変わらずタールは、可愛げのないハンナのことを舐め腐っていた。


タール「こんなところに呼び出してどうしたんだい? 野蛮なお姉ちゃんの方には興味ないって言った…」


ハンナ「ウインドショット…!!」


 ところがタールが喋っている最中に、ハンナは無慈悲に手から風のエネルギー光球を発射した。


タール「どわっ!?」


エネルギー光球は見事、タールの胸部に直撃し、吹き飛ばした。

 ハンナは冷たい眼差しをタールに向け続けていた。


ハンナ「……」


タール「い、今何をした!? 君も落ちこぼれの1人だったはず!?」


ハンナ「私はもう、お前なんかに無様に負けた過去の私ではない…! 私の大切なマイリーに嫌な思いをさせた罰を受けるがいい!!」


タール「ま、まさか君もか…!?」




 一方、ハンナ達から少し離れた学園内では…


トム「なんだ、今の衝撃音!? それにあの悲鳴はタールか!? 嫌な予感がする…!」


 不安になったトムは校舎裏へと走り出した。




 トムが走り出した一方、タールはアクアゴーレムを3体召喚して応戦するも、ハンナはパンチやキックといった格闘攻撃のみで、すべて蹴散らしていった。

 アクアゴーレムはただの水となって消滅した。


ハンナ「さて、そろそろ続きを始めるか」


タール「ま、待ってよ! 君を野蛮とか言ったり、君の妹ちゃんにベタベタしてしまったことは謝る! そうだ、僕と手を組まないかい!? 君と僕で、最近調子に乗ってるトムをひざまづかせようじゃないか! 確か君もアイツのことが嫌いなんだろ!?」


恐れ慄いたタールは、ハンナに手を組まないか申し出てきた。

 するとハンナは…


ハンナ「あぁ、確かに私もトムが嫌いだ。アイツに勝ちたいと思っている…!」


タール「さすがだね〜、話が早いや!」


ハンナ「でもアイツに勝つのは私1人で十分だ! 貴様のようなクズの手など借りん!」


タールの申し出も虚しく、ハンナは冷たい視線を継続しながら追撃を加えようとしていた。


タール「いやいやいや、そこは手を組むながれでしょ〜! 空気読もうよ〜!」


ハンナ「うるさい! 問答無用だ! ウインドショット!!」


ハンナは嫌味なタールを怒鳴りながら、再び手から風のエネルギー光球を発射した。



トム「サンダーバレット!!」


だが間一髪、横から飛んできた針状の電撃エネルギー弾が、風のエネルギー光球を相殺した。

 トムが駆けつけて来たのだ。



ハンナ「来たか…」


タール「と、トム!?」


トム「タール逃げろ! 君じゃ足手まといだ!」


タール「こ、今回ばかりは君に感謝してやる! その暴力クソ女をなんとかしてくれよ!」


タールはそう生意気な感じにトムに頼み、そそくさとその場から逃げて行った。



ハンナ「なんでヤツを庇う? お前もヤツに虐げられてたんだろ?」


トム「確かに今でもタールが嫌いなことに変わりはない…。でもそれとこれとは話が別だ! 今は君を止めてみせる!」


ハンナ「フンっ! 予定より早いが、まぁいい! トム・フェザール、貴様に勝負を申し込む!」



少しでも面白いと思ったら、

感想や評価、ブックマークもしてくれると

ありがたいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ