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第47話:ヒートラプトルのオススメ討伐方法

 悪魔兵団の悪魔族や、彼らの故郷・悪魔界に生息すること魔物相手に勇敢に戦うハルカ達。

 すると仲間のマリーとスパイク達の前に、痩せ細った体に太長いしっぽが特徴の恐竜のような魔物が複数匹現れた。

 その名もヒートラプトル。


マリー「あれ? ヒートラプトルってこの辺りじゃめずらしいはずだよね?」


スパイク「理由なんてどうでもいい! ともかくヤツらも退治するぞ!」


マリー「うん!」



 マリーは疑問に思いつつも、スパイクやテイムした魔物達と共に、ヒートラプトルの群れを迎えうった。


 ちなみに本来、ヒートラプトルはマーメイド王国に生息している魔物で、鋭い牙と爪、さらには口から発射する火球が武器とのこと。



 まずマリー達目掛けて、口から火球を乱射するヒートラプトル達。


マリー「ハイドロサーベル!!」


 マリーは手に持っているサーベルに水の魔力を纏わせ、長い水の剣を生成。

 その直後一振りし、火球の雨を打ち消し、さらにヒートラプトルを一気に5匹切り倒した。

 かつてのデーモンコボルト(ノワ)との戦いではサーベルに水の魔力を纏わせるのに時間がかかっていたが、この2ヶ月のうちに早く纏わせるようになれたのである。



スパイク「おいおい、あんなこともできんのかよ!? やっぱ魔法ってうらやましいぜ! グレイトフルブーメラン!!」


剣術も得意な上、水魔法も巧みに扱えるマリーをうらやましがりつつ、スパイクも負けじと、グレイトフルトマホークをブーメランのように投げ、ヒートラプトルを3匹仕留めた。



プラズマファルコン「クワ〜〜〜〜〜!!」


もちろん2人がテイムした魔物達も奮闘していた。

 プラズマファルコンは上空を舞いながら、両翼から電撃を拡散して発射、地上にいるヒートラプトル達を痺れさせ動きを鈍らせた。


バニラ「ミャ〜!!」


ショコラ「バフ〜!!」


 ヒートラプトル達の動きが鈍っている隙に、バニラは空をものすごいスピードで飛びながら鋭い爪によるひっかき攻撃をくらわせ、ショコラは大地を力強く走りながら勢いよくドロップキックを炸裂。

 ヒートラプトル達にトドメをさした。




 ヒートラプトルの群れを退けることに成功したマリー達。

ヒートラプトルもそれなりに強い魔物ではあるものの、今のハルカやスパイク達の敵ではなかった。

 するとスパイクがこう言いだした。


スパイク「よし、消滅する前に、しっぽを切っちまうぜ!」


マリー「賛成〜!」



マリーとスパイクはそれぞれの武器を使い、倒したヒートラプトルの太長いしっぽを次々と切断したのである。

 実はこのヒートラプトル、なんとしっぽのみ食用となっており、牛肉に似た味がするため、美食家からも人気が高い。

 他の動物の肉と違い、生でも食べられるが、焼き加減はミディアムがオススメ。



マリー「大量大量〜!」


スパイク「意外な収穫だったぜ〜!」


 戦いの最中、ヒートラプトルのしっぽをかなりゲットし、マリー達は大喜び。

 しっぽをすべて切り終わったころには、倒されたヒートラプトルは紫色の粒子となり消滅していった。




???「やってくれたなぁ、ガキ共。せっかく苦労して捕獲したヒートラプトル共をあっさり片付けやがって」


スパイク「今度はなんだ!?」


すると今度は黒と赤の体毛にオレンジ色の鋭い目を持つゴリラのような悪魔族が、マリー達の前に立ちはだかった。


???「次はオレ様が相手をしてやるぜ!」

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― 新着の感想 ―
ヒートラプトルのしっぽが牛肉のようにおいしいというのが意外で面白いですね! まるでドラゴンボールで恐竜のしっぽを料理する悟飯を連想しました! そこへ現れた敵の幹部悪魔! 果たしてマリーちゃんたちの活躍…
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