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第45話:猫吸いならぬ、犬吸い鳥吸い

 模擬戦を終えたマリーとスパイク。

 するとマリーはハルカにこんなことを言い始めた。


マリー「ハルカちゃん、ハルカちゃん! このままショコラくんとスパイクくんのプラズマファルコンの潜在能力も解放しちゃおうよ! バニラちゃんの時みたいに!」


ハルカ「あの猫吸いみたいな感じに!?」


だがハルカは思った。

 犬系魔物であるショコラ(グランドプードル)に鳥系魔物のプラズマファルコンでも、猫吸い感覚で潜在能力を解放できるのかどうか。

 そこでハルカはテレパシーでメロスにこのことを聞いてみた。

 それを聞いたメロスもテレパシーでこう答えた。


メロス「もちろん可能ですよ。かつてバニラ様にやった時のような猫吸い感覚で」


ハルカの心の声「良かった〜。じゃあ試しにやってみようかな」



 こうしてハルカは、まず手始めにショコラに対して、猫吸いならぬ犬吸いを始めた。

 ショコラの茶色くふわふわな体に自分の顔をこすりつけるハルカ。

 フェザーキャットのバニラとは違った体毛の気持ち良さに癒されるハルカ。


ショコラ「バフ〜…」


 一方のショコラもこすりつけられ、うっとりとした笑顔を見せていた。



 それから数分後、ハルカの癒し度は上限に達し、まずショコラの潜在能力の解放に成功した。




 次にプラズマファルコンに対して、鳥吸いを始めるハルカ。

 バニラとショコラと違い、体毛はややザラザラとした感触はするものの、それでも顔をこすり続け、癒されるハルカ。

 普段キリっとしているプラズマファルコンも、今だけは骨抜きにされたように癒されていた。


プラズマファルコン「グエ〜…」


スパイク「あんな顔するプラズマファルコン、めずらしいなぁ…」


 そしてハルカの癒し度は再び上限に達成。

 プラズマファルコンの潜在能力も解放できたのであった。


ハルカはステータスチェックを発動し、潜在能力を解放したショコラとプラズマファルコンのステータスを見てみた。

 


名前:ショコラ

種族:グランドプードル

性別:オス


ステータスポイント

格闘術:100 剣術:0 槍術:0 射撃術:70 弓術:0 盾術:40


ステータスポイント(魔法)

炎:0 水:0 風:0 土:104 雷:0 氷:0 回復:100 テイム:0




名前/種族:プラズマファルコン

性別:オス


ステータスポイント

格闘術:75 剣術:0 槍術:0 射撃術:97 弓術:0 盾術:0


ステータスポイント(魔法)

炎:0 水:0 風:0 土:0 雷:108 氷:0 回復:0 テイム:0



 ショコラは格闘と土魔法に上級クラスに達しており、プラズマファルコンも雷魔法が上級クラスで、射撃と格闘もそれに迫る勢いであった。




 潜在能力が解放され喜ぶショコラとプラズマファルコン。

 マリーとバニラ、スパイクも一緒になって喜んだ。


マリー「良かったね、ショコラくん!」


バニラ「ミャ〜!」


スパイク「これで悪魔族なんかヘッチャラだぜ!」








 そして次の日の朝、ついに妖精の里を舞台に、凶悪な悪魔族達で構成され悪魔兵団との戦いが始まろうとしていた。

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