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第42話:妖精の姉弟

 妖精の里の女王アルテッサに認められ、悪魔兵団との戦いにて妖精族の加勢をすることとなったハルカ達。

 だがそこへ現れた2人の少年少女のうち、少女の妖精が、ハルカ達の協力を拒んでいた。

 妖精の里の女王・アルテッサの説明によれば、この2人は双子の姉弟であり、姉の名前はアシュリー、弟の名前はイソップという。

 この姉弟はまだ子供ながら、実力はアルテッサのお墨付きである。

 ハルカはステータスチェックを発動し、2人のステータスを調べてみた。




名前:アシュリー

種族:妖精族

性別:女

年齢:14歳


ステータスポイント

格闘術:50 剣術:60 槍術:50 射撃術:90 弓術:90 盾術: 10


ステータスポイント(魔法)

炎:114 水:0 風:0 土:0 雷:0 氷:0 回復:60 テイム:60




名前:イソップ

種族:妖精族

性別:男

年齢:14歳


ステータスポイント

格闘術:10 剣術:49 槍術:10 射撃術:94 弓術:50 盾術: 10


ステータスポイント(魔法)

炎:0 水:0 風:0 土:0 雷:0 氷:108 回復:55 テイム:90



 2人共使える属性の魔法のポイントが上級クラス達しており、戦力としては申し分なかった。

 ハルカが関心していると、アシュリーは再度、アルテッサやヨルに対して怒り、反論した。


アシュリー「故郷である妖精の里は、私達妖精自らの手で守るべきです! 他の種族に頼るなど反対です!」


イソップ「姉さん、さすがに言い過ぎだよ」


 アシュリーが怒っている一方、弟のイソップはそんな彼女をなだめていた。



スパイク「なんかアイツ生意気だな」


マリー「だねだね」


イザベラ「えぇ。さっきの門番の方がまだマシに感じるわ」


怒りん坊なイザベラに対してヒソヒソと文句を言うマリー、スパイク、イザベラの3人。




 するとアルテッサは優しくこう言い返した。



アルテッサ「アシュリー、確かにあなたの気持ちもよく分かります。ですが悪魔族もかなり強いのです。大切の居場所を守るためには、時に他の種族の人達とも助け合うことも大切なのです」


さらにそんなアルテッサに引き続き抱っこしているヨルもフォローした。


ヨル「女王様の言う通りですよ。それにこの人達は強いし勇敢です! 私が保証します!」


アシュリー「急に押し掛けて申し訳ありませんでした。失礼しました…」



アシュリーはまだなっとくのいかない表情のまま、その場を後にした。

 一方のイソップはまだ残っており、アルテッサやハルカ達にこう言った。


イソップ「すみません、姉さんが失礼なことを。僕は他の種族の皆さんと共に戦えること、とても嬉しいです!」


ハルカ「私達もこの里のために一生懸命戦うから、遠慮なく頼ってね!」


イソップ「はい、一緒にがんばりましょう!」


絆を深めたハルカとイソップは握手をした。



アシュリー「イソップ! まだ〜!?」


イソップ「ごめん、今行く! じゃあ僕はこれで!」


女王の間の向こうの廊下越しからアシュリーに急かされ、イソップもその場を後にした。

 そしてハルカ達は悪魔兵団との戦いに備え、今日は妖精の里に留まることにした。

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