第41話:妖精の里の女王様
ブルーフェアリーフォックス改めヨルの助力により、妖精の里にたどり着いたハルカ達。
そこでは、背中に羽根が生え、人間とさほど変わらない身長の妖精達がわんさか暮らしていた。
ハルカ「ホントに私達と同じくらいに大きい妖精がいっぱいね」
トム「ハルカさんの世界では違うの?」
ハルカ「空想上の存在だけど、だいたい人差し指くらいの大きさなの」
マリー「へぇ〜、小ちゃいんだね!」
???「ブルーフェアリーフォックス様〜〜〜!!」
するとどこからか、1人の妖精の美少女が、満面の笑みを浮かべながら飛んでき、勢いよくヨルに抱きついてきた。
???「お帰りなさいませ、ブルーフェアリーフォックス様! 本来の姿も可愛いけど、キツネ人族の姿もお美しいです〜!」
その妖精の美少女は、ヨルに対してかなりメロメロであった。
まるでハルカ御一行に例えるならユリア、バルキリーマイスターズに例えるならミリのような雰囲気を漂わせいた。
一方のヨルは呆れた感じの笑顔をした後、元の小ギツネの姿に戻り、少女のハグから逃れた。
ヨル「褒めてくれるのは嬉しいですが、オーバーはダメですよ、女王様」
???「あ、失礼しました」
ハルカ「え、この人が女王様!?」
なんとヨルに抱き付いたこの少女は、妖精の里を納める妖精達の女王であった。
ちなみに名前はアルテッサとのこと。
ヨル「後私、こちらの人達に『ヨル』という新しい名前をいただいたので、今後はそう呼んでくれるとありがたいです」
アルテッサ「かしこまりました、ヨル様!」
ハルカ「受け入れの早っ!」
ハルカ達とバルキリーマイスターズの面々、さらにヨルは、アルテッサに案内され、彼女が住む神殿へと訪れた。
女王の間にて、一同を集めるアルテッサ。
ちなみにこの時のアルテッサは、小ギツネの姿のヨルを抱っこしながら座っていた。
アルテッサ「話は分かりました。この里と世界の平和のため、お力を貸してくれると幸いです」
ハルカ「あのー、女王様。もちろん私達にできることでしたら協力しますが、妖精族って他の種族とはあまり関与しないですよね? 私達なんかでよろしいんでしょうか?」
アルテッサ「あなた方はヨル様がお認めになった方々です。私達にとっても友であり同志も同然です!」
アルテッサの快い対応に、安心する一同。
マリー「女王様すごく優しくて良かったね!」
ハルカ「そうだね!」
スパイク「オレがいれば百人力、いや千人力にもなるぜ!」
イザベラ「そして私達が加われば万人力ですよ!」
アスマ「また調子乗っちゃって…」
エミ「よっ! イザベラちゃんお調子者!」
イザベラ「うるさいわね!」
???「待ってください女王様!」
するとそこへ、威圧的な妖精の女の子と、大人しそうな妖精の男の子が現れた。
少しでも面白いと思ったら、
感想や評価、ブックマークも
してくれるとありがたいです。




