表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/58

第38話:2匹目のテイム

 イザベラ率いるバルキリーマイスターズの加勢により、サモルドの殲滅に成功したハルカ達。


ユリア「やりましたね、トム様! ラブラブパワーの勝利です!」


トム「だから人前で抱き付かないで!」


サモルドに勝利した嬉しさで、またも満面の笑みでトムに抱き付くユリア。

 当然のことながら嫌がるトム。

 それをこの場にいる大半の人物は微笑ましく眺めていた。


エミ「相変わらずラブラブだね〜トムくんとユリア王女は!」


ミリ「私とノンさまも負けてませんよ〜!」


ノンさま「ファ〜オ」


ミリはテイムしているフェザーキャットのノンさまの体毛に口元をスリスリする猫吸いを満面の笑みで行っていた。

 ミリはノンさまを溺愛しているのだ。

 一方のノンさまもかなり癒されている様子であった。


アスマ「変な感じに張り合わなくていいから」


イザベラ「てゆーかそこのちっこいおじさん誰よ?」


スパイク「だからおじさんじゃねーよ!」


マリー「すっぱだかくんだよ!」


スパイク「だからスパイクだ!」



などとワチャワチャしている一部の者達。

 するとハルカがみんなを切り替えさせた。


ハルカ「みんな、それより今は悪魔界からの侵略にどう対処するのか考えなきゃ!」


ミリ「そうですね、ハルカさんの言うとおりです!」


 ミリはノンさまへの猫吸いを続けながらも、ハルカの意見に賛同した。


イザベラ「てか一旦猫吸いやめたら?」


ミリ「あっ、失礼しました…」


アスマ「とにかくギルドへ報告に戻り、対策を練りましょう!」


マリー「みんなで悪い悪魔をやっつけよう!」


???「バフー!」



 すると茶色い体毛に口からペロっと出ている舌がチャームポイントの子犬のような魔物が突然のようにマリーの足元に当然のようにいた。


マリー「うわっ、ビックリした!」


ハルカ「いつの間に!」


???「バフ!」


ノワ「グランドプードルの子供か」


どうやらこの子犬はグランドプードルという犬型の魔物で、マリーに懐いた様である。



マリー「この子も可愛い! 懐いているならテイムしちゃおう!」


ハルカ「あれ? ちょっと待って! この子の頭…」



一同がグランドプードルの頭の方を見てみると、なんとテイムに成功した証である赤いハートマークが浮かび上がっていたのである。

 マリーはまだテイムを発動してないにも関わらず。

 実はごく稀に、魔物からの気に入り次第で、術者の発動なしでもテイムが強制的に成功することもある。



マリー「え〜!! どうしょうどうしょう! 勝手にテイムできちゃったよ〜!」


 前回とは違うテイムの成功に、パニクるマリー。


トム「そんなに慌てなくても」


マリー「まっいっか♪」


一同「ズド〜〜〜〜〜!!」


 だがあっさり受け入れたマリー。

 そんなマリーの軽い感じに、一同はズッコケた。


スパイク「軽いヤツだな」



 てなわけでグランドプードルを仲間に加えたマリー。

 体毛が茶色いため、ショコラと名付けられた。

 すでにテイムされているバニラとも仲良くなったショコラ。


ハルカ「これで2匹目のテイムだね!」


???「さっきの戦いの報酬みたいなもんですね!」


ハルカ「てゆーかまたなんかいた!」


イザベラ「しかもキツネが喋ってる!」


 今度は青と白の体毛に、3本のしっぽが生えて、言葉を喋るキツネがいた。

少しでも面白いと思ったら、

感想や評価、ブックマークもしてくれると

ありがたいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ