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第29話:告白

グリフォン城内のある部屋にて、一同がテーブルを囲う中、ディランはハルカが異世界人ではないかと答う。



ノワ「思ってた通りだったか…」


 それを知り、ノワはそうつぶやいた。

 やはり彼もハルカがこの世界の人間ではないことに勘付いていたのであった。



ハルカ「どうしてそのようなことを?」


 ハルカの質問に、ディランはこう答えた。


ディラン「苗字が最初というのもそうだが、お前にはここにいる誰よりも強力な魔力を秘めていることに気付いた。 異世界人のほとんどは、並外れた戦闘能力を手にしてからこの世界にやってくるらしい。その気になれば、さすがのオレですら3分弱で戦闘不能に陥るだろうな」


ハルカの心の声「私はかの有名な巨大特撮ヒーローか何かで?」


メロス「ハルカ様、ここは話せるだけ本当を話した方が良さそうです」


ハルカの心の声「だよね」




 メロスのテレパシーによるアドバイスを聞き、ハルカは自分がこことは別の世界から、大聖女ミトンズの力で、この世界に転生したことを告白した。

 さらには自分をなでた人物の潜在能力を解放する特殊なスキルを持っていること。

 それのおかげでマリーやトムは並外れた戦闘力を発揮できたこと。

 そしてそんな2人と共に戦ったことで、デーモンコボルトを仲間にできたことなどもディラン達に教えた。

 ちなみにメロスがAIであるということはうまく秘密にしつつ、ミトンズから授かった言葉を喋る突然変異のスライムということにした。




ヒース「大聖女ミトンズに魔犬王デーモンコボルトまで…」


ゲン「伝説だと思っていたが、本当に実在してたとはな…」


トム「確かにこの国の事情とかを知らないことを踏まえれば辻褄が合うな…」


マリー「ハルカちゃん別の世界の人だったんだ! すご〜い!」


ハルカ「隠しててごめんね」


ディラン「ともかくその特殊スキルのおかげで、昨日は面白いバトルができたんだ。お前にも感謝しないとな」


ハルカ「いえいえそんな! てゆーかノワくんはこの前、このことを聞きたかったの?」


ディランに感謝され謙遜するハルカ。

 その直後、カフェ酒場モグで聞こうとしたことについてノワに聞くハルカ。


ノワ「まぁな」



 一同がハルカのこと盛り上がってきたところで、ディランはさらに話題を変えた。


ディラン「それから考えたんだが、ユリアをお前達の仲間に加えさせようかと思ってな」


 ディランの突然の申し出に、ハルカやトム達は当然のことながら驚いた。

 一方のユリアは感激していた。


ユリア「ということは、私とトム様の交際を認めてくれるのですね!」


トム「交際って…」


ディラン「別に今すぐ結婚しろとまでは言わんさ。お前達と一緒にいた方が妹のいい刺激になり、成長にも繋がるからな」


ハルカ「私は別に構いませんが、トムくんは?」


ユリアの仲間入りに関することで、ハルカはトムの方を見つめた。

 そしてトムはこう答えた。



トム「今の私は潜在能力を解放してもらったとはいえ、まだユリア様を幸せにできる自信はありません…。でもこんな私をこれほどまでに思っているユリア様を支えることを誓います!」


ディラン「ふっ、悪くない答えだ」


カレン「ユリアを泣かせるようなことはしないでくれよ」


ユリア「やっぱりトム様は素敵です!」


 こうして、ユリアもハルカ達の仲間に加わった。

 相変わらずトムに抱きつきながら喜ぶユリア。

 それを嫌がるトム。



 そこへゲンがこんなことを言い始めた。


ゲン「あのー、ちとお節介かもしれんが、オレらのギルドからハルカ達にちょっとしたプレゼントをやろうかと思ってな」


果たしてゲンの言うプレゼントとは?


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