表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/54

第2話:教えてメーくん

今回はメーくんが舞台となる異世界のことなどを教えてくれます!

 大聖女ミトンズの助力により、異世界で新しい人生を送ることとなった女子高生・高畑ハルカ。

 しかもハルカは、黒い猫耳に黒いしっぽの猫耳少女へと転生していた。


ハルカ「これどういうことメーくん!? 猫は好きだけど、猫耳少女になるなんて聞いてないんだけど!?」


 ハルカはこの状況に当然のことながら慌ててふためいていた。

 そんな彼女の質問に、ミトンズが生み出したスライム型サポートAIであるメロスことメーくんが答えた。



メロス「ミトンズ様は一目ハルカ様を見て、猫耳が似合うと大はしゃぎしていたのです。そのため転生する種族は黒猫タイプの猫人族にしたのです」


  ※猫人族とは、猫の耳としっぽが生えている人間。今いる世界の種族の1つである。


メロス「おそらくうっかり伝え忘れていたか、サプライズであえてお伝えしなかったのかと」


ハルカ「もろサプライズの方でしょ…」


 ハルカはボソっとそう断言した。



ハルカ「まぁなってしまったものは仕方ない。それに触ってみると意外と気持ちいいし!」


メロス「ミトンズ様もきっとお喜びになるでしょう!」


 とりあえずこれも受け入れ、自分のしっぽを触りながらやや微笑むハルカ。




ハルカ「ところでこの世界はどんなところなんだろう?」


 メロスの説明によると、ここは異世界ファンタジー定番の剣と魔法の世界であり、ハルカ達が今いるグリフォン王国は、ファンタジム大陸を構成する国の1つだという。

 他にもドラゴン王国、ペガサス王国、マーメイド王国、フェニックス王国の4つの国も大陸の一部として存在している。


ハルカ「要するにヨーロッパの国々みたいなものね」


メロス「その解釈で大丈夫です。それとハルカ様、ステータスチェックと言ってみてください。自分や相手のステータスを調べることができますよ」


ハルカ「分かった! ステータスチェック!」



 ハルカが試しにそう言うと、目の前に四角いノートほどの大きさの青透明なステータスボードが出現した。

 そこにはハルカのプロフィールにステータス、すなわち能力の数値などが記されていた。



 名前:高畑ハルカ

 種族:人間

 性別:女

 年齢:18歳


 ステータスポイント

 格闘術:150 剣術:151 槍術:150 射撃術:155 弓術:156 盾術:100 


 ステータスポイント(魔法)

 炎:160 水:150 風:162 土:140 雷:150 氷:152 回復:160 テイム:155


 スキル

 潜在能力解放

 ステータスチェック

 アイテムボックス

 魔物召喚(EX)

 魔力隠蔽



ハルカ「100以上の数値がいっぱあるけど、これって私すごいの?」


メロス「もちろんです! お次はその数値についてお教えしますね」



 ステータスポイントの数値

 0:適性なし

 1〜49:初級クラス

 50〜99:中級クラス

 100〜149:上級クラス

 150以降:アルティメットクラス(超上級クラス)



ハルカ「てことは私、ほとんどアルティメットクラスじゃん!」


 自分のチートじみたステータス数値に、ハルカは再度驚いた。


メロス「ミトンズ様は気に入った相手にはかなりサービスするタイプですからね」



ハルカ「あ、そうだ! ねぇメーくん、魔法のことについても教えてくれない? 興味あるんだ!」


メロス「かしこまりました」


 メロスはこの世界での魔法についてもハルカに教えてあげた。

 この世界には主に炎、水、風、土、雷、氷の6属性の魔法が存在する。

 魔法にはそれぞれ相性がある。

 まさに某人気モンスターゲームのように。


 例えば、炎は風と氷に強く、水には弱い。

 水は炎に強く、土と雷には弱く、氷とはお互いにダメージがアップする。

 ハルカが特に意外だと思ったのは、風と雷でもお互いにダメージがアップすることであった。

 ハルカは真っ先に日本の風神と雷神を連想した。



 さらにハルカは、スキル一覧のこんなスキルに注目していた。


 潜在能力解放に。



少しでも面白いと思ったら、

感想、評価、ブックマークもしてくれると

ありがたいです!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
こんなストレートなチート、ありそうで意外とないかも!? そして相性関係はやはりあのポケットのモンスターを参考にしますよね、分かりますw 僕もあのゲームにはかなり影響受けてますから。
主人公ハルカ自身の猫耳しっぽ姿に戸惑いつつも、すぐに順応するところがすごい!サポートAIのメーくんのこの世界に関する、懇切丁寧な説明もいいですね!あとはやっぱり、ハルカのステータス画面に表示されたチー…
2025/05/31 09:50 ロクサーヌ
[一言] まさしくチート( ˘ω˘ )
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ