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第1話:勇敢なる女子高生、猫耳少女に転生する

新作の連載をスタートしました!

今作もグレパラ同様、子供でも楽しめる異世界作品をテーマにしております!

 一面に広がるピンク色の空、さらにその下にはもう同じく一面に広がるふわふわとした白い雲。

 その雲の地面に、長い黒髪の少女が横たわっており、目を覚ます。


ハルカ「う〜ん…。あれ、ここは…?」


 彼女の名は高畑ハルカ。

 18歳の高校3年生。

 ハルカは友達と学校から帰宅している最中、幼い女の子を庇い、通り魔に包丁で刺されて死んでしまったのである。



ハルカ「そうだった、私は女の子を守るために通り魔に殺されたんだった。てことはここはあの世?」


???「目覚めたみたいだね、ハルカちゃん!」


 気が付いたハルカの前に、如何にも女神の格好をした少女が現れた。

 歳は見た目的にハルカと同い年、あるいは少し下かと思われる。



ハルカ「えーと…あなたは?」


ミトンズ「よくぞ聞いてくれました! 私は生と死を司る大聖女ミトンズ! まぁハルカちゃんの元いた世界でいうところの神様ってとこかな?」


 ミトンズはそう高らかに自己紹介し、ハルカはとりあえず納得した。



ミトンズ「そういえば見させてもらったよ! ハルカちゃんが恐ろしい通り魔から女の子を庇う勇敢な姿、素晴らしかったよ!」


 どうやらミトンズは、ハルカの行動を目撃しており、それに対して感激したとのこと。

 特撮でもお馴染みのパターンである。



ミトンズ「そんなカッコよくて優しいハルカちゃんには、異世界で第2の人生を送ってもらいまーす!」


ハルカ「それって異世界転生ってやつですか!? アニメとかで話題の?」


ミトンズ「そう、アニメとかで話題の! でもただ自由気ままにするだけじゃダメだよ! ハルカちゃんはその転生先の世界で、仲間をい〜っぱい集めてもらうよ!」


ハルカ「仲間をいっぱい? 別に構いませんけど、どうして?」


ミトンズ「まぁそれはじきに分かるよ。転生した後のハルカちゃんには強力な魔法が使えたり身体能力も大幅にアップしてるし、特別なスキルも持ち合わせてる感じだよ!

 ちなみにこの子があなたの異世界での最初の仲間ね!」



 ミトンズが指をパチンと鳴らすと、どこからか全身緑色に透き通ったスライムが飛んできた。


ハルカ「スライム!? しかも空飛んできたんですけど!?」


メロス「初めまして、私は大聖女ミトンズ様によって生み出されたスライム型サポートAI・メロスと申します。気軽にメーくんとお呼びください」


ハルカ「じゃあお言葉に甘えて、よろしくね、メーくん!」


ミトンズ「転生先の世界のことに自分のスキルのこととかで分からないことがあったら、このメーくんに聞いてね! それじゃあ第2の人生、言いつけを守りつつ、思う存分楽しんでね〜!」 


 満面の笑みでハルカの幸を祈りながらそう叫ぶミトンズ。

 その直後、ハルカの視界は白い光包まれた。







 数秒後、気がつくとハルカは一面草原が広がるいかにもファンタジー感ある場所へと移動していた。

 当然ながら異世界転生に成功したようだ。

 ちなみにその右隣にはメロスの姿も。


ハルカの心の声「すごい…! 私ホントに異世界に来ちゃったんだ…! 家族や友達にもう会えないのは残念だけど、とりあえず新しい人生を楽しむとしよう!」


 ハルカが心の中でそうつぶやき、ふと頭を触ると、何故かふわふわとした三角状の物が頭に生えていることを知り、感触もあった。

 しかも2つも。

 もしやと思い腰の方も見てみると、背中とお尻の間辺りに、黒く細長いしっぽが生えていた。

 試しに触ってみると、やはり感触はあった。


 なんとハルカは……猫耳少女に転生したのであった。


ハルカ「まさかの猫耳少女〜〜〜〜〜!?」


 青空と草原が広がる異世界にて、転生猫耳少女の叫びが響き渡った。



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― 新着の感想 ―
初めて感想書きます。冒頭の衝撃的な展開から始まり、あとは王道の異世界転生の流れですが、神様から使命を受けさらに主人公の身体に猫耳が付くというのが、やはり気になるポイントですね!これからのお話が楽しみで…
2025/05/28 21:46 ロクサーヌ
続きが楽しみになる、そんな物語です。 応援してます。
[良い点] 個人的に好きな物語だったので、楽しく読みました。 登場人物のセリフが分かりやすくて読みやすかったです。 [一言] これからも応援しています!
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