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良い考え

「よしッ! スキルポイントも結構集まったし……今日は、帰るとするか!?」


「そうですね。

もう良い時間になりますから急いで帰らなと暗くなってしまいます!」


「確かに、やべぇ! 

ダンジョンに居ると時間の感覚が狂うな。」


そうして、俺達は街に戻り宿屋を借りるとフィンは寝ようとした。


「おい! フィン……お前、食事は?

朝から何も食べてないだろ!

俺が腹が減らないから、すっかり忘れていたが……お前は成長期なんだからしっかりと食べないとダメだぞ!!!」


「僕なら大丈夫ですよ。

今日の宿代で、お金も底をつきましたし……

明日は食事代と宿代を貯めますよ。」


「……何言ってんだ? お前???

今日、あんなにモンスターを倒したじゃねーか。

1円も稼げないなんて事は、ないだろ?」


「1円と言うのは、よく分かりませんが……

お金に換金できる魔石はドックが全て食べてしまったので、今日の稼ぎは0ですよ。」


「なにーーー!!! 魔石を換金してお金に変えるのか。

何で言ってくれないんだ!!!」


「いや……今日のスケルトンは、ほとんどドックが倒しましたから。

僕の取り分は、ありませんよ」


「いや、そう言う問題じゃねーだろ!

一緒に戦ってるんだ!!! 

そう言う事は、ちゃんと言ってくれ。」


「……ありがとうございます。」


そう言ったフィンは、少し嬉しそうだった。


しかし、どうした物か……

このままでは、フィンが食事を取れない。

何か良い手はないか……。


すると! 宿の食堂の方から……何やら騒がしい声が聞こえて来た。


「フィン……とりあえず行ってみるか。」


「はい!」


食堂に向かうと、数人の冒険者達がお腹を抑えて倒れ込んでいた。


「これは!?

フィン……少し体を貸せ!」


「……はい!?」


そして、俺は宿屋のババアに状況を聞くと

ババアは何も答えなかった。


しかし、状況は全て分かっている。

何しろ俺には、鑑定と言う便利なスキルがあるからだ!


そう! 

このお腹を抑えて倒れ込んでいる者達は、食中毒なのだ。


そして、それは……

この店で食事をしてなったに違いない。


それを知った俺は、ババアに交渉を持ち掛けた。


「おい! ババァ……助けてやろうか!?」


「あんたが助ける!? どうやって……?」


「俺は、解毒魔法を使える。」


「あんたが解毒魔法を……嘘をつくんじゃない! あんたが魔法なんて使える訳ないだろ。」


「そう、そこがミソだ!!!

この場の誰も俺が解毒魔法を使える事を知らない。

だから……

俺がコイツらを助ければ、万事解決だ!」


「本当に使えるのかい?」


「ああ……でも、条件がある。

この宿の宿代を3ヶ月タダにしてくれ。

しかも、朝晩食事付きでだ!!!」


「3ヶ月!!! ふざけんじゃ無いよ。

そんな条件飲める訳ないだろ!」


「なら、良いぜ! 俺は……

この店の評判はガタ落ち! 客も離れ!

どれだけの損害を出すかは実物だな。

たかだか3ヶ月の宿代と比べれば安い買物だと思うんだが……まぁ、良いぜ!

頑張れよ! ババァ……」


そして、俺が立ち去ろうとすると……


「……分かったよ!

ただし、嘘だったらしょうちしないからね!」


「交渉成立!!!」


そして、俺は……


『大賢者! 解毒魔法を習得してくれ……』


『了解しました。

スキルポイントを使って、解毒魔法を習得しました。』


そして、俺は倒れた人達に近づくと!


次々に解毒魔法をかけていく……


「……あれ!? 治った。」


「お腹の痛みが引いた……」


「何だったんだ!? あの痛みは……?」


俺が解毒魔法をかけたとは、この場に居る誰も気づかれない。


だから、笑って答える。


「この店の食事が美味しいから食べ過ぎたんじゃないですか!?」


その言葉で、周りの人達も食べ過ぎで騒ぐとは人騒がせな奴らだと、笑い出した。


「……いや……食べ過ぎででは、ない気がするが……」


「まぁ、良いじゃねーか! 治ったんだら。

もう、痛くねーんだろ! こんな直ぐ治る病気なんてねーんだし。食べ過ぎだろ普通に……」


そうして、この事件は客の食べ過ぎが原因と言う事で解決した。


そして、その後フィンはババァに感謝されながら食事をとる事が出来た。


こちらも万事解決! 大成功だ!!!


そうして、俺達は次の日に備えて寝る事にした。


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