群れタり得る者(ワンワンオな奴の中の一匹の視点です)
お前は既におわってテイルっ。て洒落にナランがな。
余興としちゃ悪くは無いんじゃないかな?要らなくなった存在を
合法的に処分する。あ、因みに合法とはいっても俺らの主基準だから
そこんとこ忘れずにな?この国の法?無論そんなの・・・
守ってて当然じゃないか。なぁ相棒。俺らはただ上の連中の指示
に従うだけさ。そうだろ?何も間違っちゃいねぇ。
だからその余興も実に川や風の流れみてぇにつつがなく終了した。
それでいいじゃねぇか。なぁ?
何だよ。なんか文句あっか?俺はたまたま賭ける対象がお前らと
反対だっただけじゃねーか。儲けて何が悪い?あん?奢れよ?
ったく。図々しい連中だな。ったく。
まぁあの小枝っぽい雌が首根っこ捉まれた状態だったとはいえ、
あんだけ騒いでるのに脱走もしないで俺らの前にポイされた時には
勝ったとは思ったよ。散々街中駆け回った挙句に粉砕されるとまでは
予想が付かなかったけどな。
まぁ街中に予め障害物とかバラ撒いておいたから、予想以上には
盛り上がったけどちと参加した連中に強い酒飲ませ過ぎじゃね?
まぁ結果自体は良好だったみたいだけどな。
にしても腕とか脚とかバラバラになるまで粉砕しなくなってもいい
様な気がするけどこればっかりはまぁしょうがねぇよな?
何てったって腕っぷしのいい連中ばっかだったし。あん?障害物
置きすぎだったんじゃないのかって?いいんだよ細かぃ事は。
そういや途中進路上に紛れ込んでたガキ一匹跳ね飛ばしちゃってた
みたいだがありゃ確か「出来損ない」だったけか。派手にぶっ飛んで
川に落っこちてたが誰も気には留めなかったな。まぁ「出来損ない」
ならそれが当たり前か。
結果だけ見れば主人公は哀れにも粉砕されちゃった模様。
獣人相手ですもんね。シカタナイヨ。って、嘘だぴょーん。
マダマダツヅキます。
尚このワンワンオ、スタート地点に辿り着けない事に賭けてた模様。