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路傍野姫狐  作者: きつね耳モフモフ
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それ、フラグですヨネ。

犯獣人ハお前カ。

 かーーっ。酒がうめぇ。一時はどうなる事やらと危惧してたんだが、

ようやくお頭が元に戻るキッカケが掴めて良かったぜ。

 前々っからお頭は雌に弱い傾向が見られたが、何勘違いしたのか

頭に乗ったケバい女がご機嫌伺いにと、何かやれる事ないのか?

と嗅ぎまわってたから、じゃぁついでにアレを散歩に連れ出したら

どうかと仲間づてに煽て上げりゃ、すっかりその気になっちまって

よぅ。ヒック。後はまぁ楽だったな。

 あの妙にひょろっちいアレ、あぁ確かニンゲン属だったけか。

アレとっ捕まえた時に少々やり過ぎたらしくてな。結構なビビりに

仕上がっちまったらしいがそんなのいきなり外連れ出してみろ。

 案の定というか何というか泡吹いてぶっ倒れちまった。

まぁ予め強面の雁首揃えておいてその目前に突き出す様な形に

なる様に進路誘導だけはしといたけどな。

 お陰で手間碌に掛けずにあのケバい女を処理出来たんだから、

お頭にはむしろ感謝して欲しい位だぜ。結構な金食い虫だったし

安眠妨害とか平気でしてたみたいだしな。飼うのに掛かった費用は

うっ払った金で回収はある程度はしといたが、部屋の中の物はお頭が

買い与えた物ばっかりだったから俺らが勝手に手がだせんのが悩みだ。

 まぁそこは片づけておけ云わせられたら、めっけもんと言う事で。

あのケバい女もあのビビりの何処が気に入ったんだか色々世話焼いて

たみたいでペチャクチャと良く喋くりまくってたが、元々が箱入り雛

な育て方されてたみたいで言葉も碌に通じてない相手にして何が楽しい

んだか。単語を幾つか覚えて復唱出来る位の頭はある様だが、妙な

服装したままノコノコと手下共のたまり場に拾ったモン携えて来れる

位には危機感が全く無かったらしいし。

 あれひょっとしなくてもどっか頭逝ってんじゃねぇか?位には

壊れてるっぽいから飽きるのも早いと思ってたんだけどなー。

 まさかあそこまで入れ込むとは。だって食事の時に顔舐めてやるとか

ガキ育ててるんじゃないかと錯覚する位には構ってやってたんだぜ?

 おめぇ雄だろ。と誰か突っ込んでやれよ。まぁ死ぬだろうけど。

だけどそれも今日までの話さ。街ん中追い立ててとっ捕まえて服を

剥いじまえば後はお楽しみって奴。逃げられるんじゃないのかって?

 はん。例え攻撃魔法を使われた所でたいした事ないね。

手下は手下で可愛がられるペット達にぐぬぬ。となってた模様。ゴス、ワタシにだけカマッテ?

的な事だけになら頭は回ります。但しパワハラなオシオキだけは怖いので従ってるだけ。

 信頼関係?ナニそれオイシイの?

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