それ何て縛りプレイ?
物理的には縛ったりしてますケドね。
それではと、早速毬を自ら解いていく事にする。
水場で何時までも佇んでいたらば、その水を飲みに来る
動物やら魔物やらと鉢合わせする確率も高くなるので
コロコロと移動しつつだけど。
尚視界は毬に憑依してる状態なのでか「目」が無くても
周りが見えてるという不可思議現象のお陰で問題は無い。
但しその状態でも水面は見ない事にするのは賢明ダネ。
ボールは皮だとかを継ぎ接ぎして形成して詰め物をして
あるだけなのに対して、毬ならば中身は糸が詰め物代わり
だったりする。つまり一本の長ーい蛇状のモノの芯として
も流用しやすいのだ。ちょっと束ね直して太い胴体とし、
表側の布部分は所々のアクセントとして飾り付けをしたり
コンパクトモドキやらを適当に配置すればあーら不思議。
ちょっと彩り派手目な警戒色のコブラ的な疑似ゴーレムの
出来上がりである。得意技は毒では無くて締め付けですが。
魔物対策としてはちょっと心もとないけれど、元が糸
なので打撃系はほぼ無効だし、例え斬られそうになった所で
微塵切りにでもされない限りは再生も容易である。
毬のまま手足を生やして某SFアニメの球形マスコットな
ペットボットみたいなの目指した所で意味は無い。
なんせこの形態はあくまでも、国境越えまでの仮初の姿で
しかないのだから。
エ。そもそも何で国境が近いの知ってたのかですって?
室内飼いだったからと言って舐めちゃぁイケませんデスよ。
あのスラム系モドキな街がある時点で交易の場で間違いなく、
紛れ込んだニンゲン族とっ捕まえてペットとして売ろうとした
時点で、王都等の主要都市で無い事は明白ダし。
最初にこの異世界に来た時に勘違いした朝のあのラッシュの
光景は朝一の関所の開門時間を待ってた連中の移動光景だった
と今の私ならば分かるから。川下るの諦めたのは国内に留まる
時間喰う確率が高くなる事を恐れたからでもあったりする。
国外に持ち出せるのは私の「魂」のみ。それ以外は総て
置いてくツモリでなきゃ、何処で足が付くか分からない。
・・・だから多分私は「ニンゲン」族には戻れない。
いいえ。戻ってはいけないのだ。
少なくともあの虎男が生きてる限り。
毬の中に仕込んでおいた物の処理考えたらこーなった。
尚コンパクトモドキ以外の物品は胴体内に分散配置されてマス。




