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閑話


 とある美しい湖畔で、黒髪の青年にくすんだプラチナブロンドの髪の女性が寄り添っている。

 異種族である二人は、どんなに思い合っていても障害が多い。

 二人でただ逢うだけでも苦労が伴う。

 青年の住む森は瘴気が多過ぎで女性は長く生きられず、女性の住む森は清浄過ぎて青年には適しないのだ。


「どこかで二人で暮らせるといいですね」


 そう囁く女性の長い髪を、青年は撫でた。

 青年も女性と全く同じ気持ちだが、彼の立場上それも簡単な事ではない。

 せめて後任を見つけなければそれは出来ないだろう。

 それに、後任が見付かったとしてもこの世界上に二人で暮らせる土地があるかは分からない。


「苦労をかけるかも知れないぞ?」


 青年がそう言うと女性は微笑んで答えた。


「貴方と離れる事以外の何を苦労と言いますか?」


 二人は指を絡ませ、見つめ合った。

 そんな二人の様子をただ水面だけが映していた。

書き始めてから一ヶ月ちょっとたち、ついに10万字を超えました。

拙い文書をこんな所まで読んで下さって本当にありがとうございます。

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