9月6日
もう少しで夏休みが終わる。うわぁぁぁぁぁぁぁ。
鬱屈な気分になりながらテレビをつけると、なにやら北海道が地震でやばいらしい。
つい先日関西に台風が直撃してSNSで話題になってると思ったら今度は北海道か。
関東民のぼくとしてはここらの話はなんだかどこかの国の出来事みたいで全然実感がわかない。
まあ、それはさておき、今日は木曜日、全開で何もない。思う存分色々できる。
「そういや今日は脚本学校の皆がメールを送ってくる日だな」
この脚本学校は原則、木曜日の朝五時までに出された課題をメールで提出しなければならない。メールは脚本家の先生のメアドに送ると一斉に他の生徒さんのメールにも送信される。ちょうどラインのグループみたいな。
と、いうわけでメールボックスを開いてみる。あった。
うにと、あまり講義に参加していないいくらさんはいつも通り提出してないが、それ以外の人は提出している。
と、いうわけで早速見てみよう。
今日、メールで届いたのは、いがぐり、ささみ、さざえ、うさぎの四人である。
順番に開封して中身を見る。
まずはいがぐり。彼が提出したお題は、秘密と忖度。
「秘密……変わってなくね」
たしか前回これで決定稿にしようという空気になったときに自らそれを破棄させた超人。試行錯誤したのかと思いきや、ぱっと見変わったところが見当たらない。
よくわからんので次。
いがぐりの書いた忖度。前回は忖度にすらなっていなかったが、今回はどうなのか?
早速みてみよう。
登場人物は美心、千史、山本。歳は千史が十一で小学五年生、他は十二歳で小学六年生だ。
教室に美心がいて、一人で日誌を書いている。そこに千史がやってくる。美心は毎日来るなよ、みたいな感じ。千史はそれでも姉を手伝う。数日後、いつものように千史が手伝っていると山本が入ってきて美心は楽しそう。千史は黙って出ていく。その山本は実は美心が仕込んだ人でした。
流れは大体こんな感じ。大体ね。うん、大体……。
脚本を見る限り、まず主人公がだれかわからない。多分没になるだろう。
続いてささみ。ささみのは妹にしか欲情しないやばい夫が妻と初夜を迎えるとき妻が妹の下着をつけてくるみたいな。ささみらしい脚本だった。
んーまあでも、決定稿になるかは微妙なところだと思う。おかしな点はあったしね。
最後はうさぎ。ちょっと変わってたけど、まだあんまし主人公が喋ってない。
そんな感じ。そっからぼくは寝た。
起きたら夜でランニングして、そのままベッドにダイブ。
まああるよね。そういうときも。