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9月15日

今日もまた、決戦の日が始まるのだ。


しじみことぼくは、朝起きてそうめんを食べて、身だしなみをまあまあ整えて、いざ出発した。


あーきーはーばーら、までの道のり、僕は博士の愛した数式を読み始めた。


脚本学校に着くと、うにがまだ来てなかった。連絡もないらしい。きっと逃げたのかもしれない。


まあ、ぶっちゃけどうでもよかった。


で、今日もまたいつものようにpdfの基礎知識を音読させられる。そのあと写経したひよっこ26話の朝ドラを観て、そしてカメラを止めるな!のレポートについて話し合う。


カメラを止めるな!は、僕にとってとても面白い話だった。巧みに緻密に作られたそれは僕の心を震わせた。あまり突っ込んだ話をするつもりはないのでこの辺で。


そしてお待ちかねの脚本議論。今回、僕の手応えは、まぁ、いいんじゃない、という感じだった。僕としてはあーくそーという感じだが、通るのかと思ったらやどかり先生が制した。


「もっと言葉を上手く、ぎこちない会話をするにはこうしてこうして」


で、もう一稿。くうぅぅ。


けど葛藤の作品は決定稿となった。


その作品をこちらにコピペッぺ。


「いきたいところ」(任意)

         作・しじみ

【登場人物】

新田聡(18)・新田久子(45)・倉持健吾(18)


○ 田舎高校・聡の教室

新田聡(18)は模試の結果を見ている。机には教科書……その下に隠れるようにして医学書。

聡は模試の結果を丸めて放る。壁に当たり跳ねてゴミ箱に吸い込まれる。

突っ伏す聡。その隙にゴミ箱に手を伸ばし模試の結果を拾う倉持健吾(18)

健吾「……」


○ 病院のベッド

万年筆で便箋に綴ってる新田久子(45)。

健吾が着替えの入った紙袋を持ってきて、

健吾「(便箋を見ながら)また聡宛てですか」

久子「あら健ちゃん。……えぇ、これしかすることもないしね。あれ、聡は?」

健吾「……呼び出されてるんです、先生に」

久子「あらほんと。どうして?」

健吾「多分……このせいです」

健吾は躊躇わず聡の模試の結果を見せる。

久子「……(見て)嘘、あの子、こんな成績いいの? しかも大学全部東京よね、これ」

健吾「……これ、ゴミ箱に入ってたんです」

久子、絶句する。

健吾「あの……あいつのこと、奮い立たせてやってください」


○ 病院のベッド(日替わり)

いつものように窓辺に腰かけて座っている聡と、なんだかそわそわしている久子。

聡 「ねぇ」

久子「え? なに? なに?」

聡 「今日は書かないの、父さんの手紙」

久子「ぱぱの手紙? そんなの……あー、そうね、今日はお休み、かな」

聡 「へえー、珍しいね」

久子「……あ、ぱ、ぱぱの昔話聞きたい?」

聡 「なに、いきなり」

久子「い、いいから! どうなの」

聡 「……んまあ」

久子「えーっとね、父さんは……東京が嫌いでした! それはなぜでしょう?」

聡 「え、クイズ……? いや、知らない」

久子「正解は東京が怖かったからでしたー、あはははは」

聡 「……(頭の中が?でいっぱい)」

久子「だからママ、東京行ったことないのよねー、どんなところなんだろうねー」

聡 「……行きたいの?」

久子「わ、私はいいわ。すぐ体壊しそうだし」

聡 「何それ……まあでもたしかに」

聡が窓の外を見たとき、窓に映る久子のポケットから聡の模試の結果が。

久子「ようは……人間は自由ってこと!」

聡 「…………うん、ありがと」


続いて葛藤。ここでのテーマは、『したくないとしたくないの、どちらか一方を選ばなければならない』


友人Aは、他人に学生証を預けて出席扱いにしてもらい、自分はまったく授業に出ないで遊んでいるような人間だった。

そして僕は、他人の頼みをあまり断らない人間だった。だから友人Aは僕に目をつけ、毎日のように僕に学生証を預けてくる。

本当なら友人Aの頼みなんて聞きたくない。

しかし、それはできない。というのも、もし断ったりして喧嘩にでもなったら、面倒なことになってしまうからだ。できれば僕は喧嘩なんてしたくない。すべてを穏便に済ませたい。

時間は刻々とすぎていく。

ぼくはどうすればいいんだ。

 友人Aは当然のように僕に学生証を預けてくる。僕は笑いながらそれを受け取り、学校の授業に出続けた。

周囲が騒めきはじめた。

友人Bが、ほぼ毎日学校に来ない友人Aに対して文句を言い始め、挙句の果てにはその学生証を折ってやろうと計画し始めたのだ。乗り気になる友人C。彼らもまた、友人Aの被害者だ。

このままでは喧嘩になってしまう。だから僕は決意した。友人Aの学生証を預かり続けようと。そして、もし友人Bと友人Cに学生証を預けようとしていたら、それすらも僕が引き受けようと。

そのことを二人に伝えると、二人は僕を薄気味悪がりながらも頷いた。

僕はいつものように友人Aから学生証を預かる。彼は今からパチンコに行き、夜は麻雀に耽るのだと自慢げに言って去っていった。

友人Bと友人Cはもう、友人Aに怯えていない。僕という逃げ道があるからだ。

これでもう大丈夫だ、僕は友人Aの学生証を機械にかざしながらそう思った。


で。


まあ今回の脚本学校は難なく、終わった。


で。


僕はかねてより観たかった響を観に行った。


結果は、んー、まあ普通。巻数が少ないから仕方ないか、という感じ。


主演の平手友梨奈は、たしかに響っぽかったけど、でも、果たして彼女は響なんだろうか。彼女は本当に持って生まれた才能で踊っているのだろうか。そこには響とは一味違う努力があったのではないだろうか。考えは尽きない。


帰って僕は寝ていた。


以上、今日一日ぶんのしじみの気持ちでした。



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