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鼓動

私の叫び声に驚き 青年は飛び上がった


「な 何だ 何だ?」


「毛虫ががが〜 お願い 取って〜」


私は叫びながら 青年に向かい走り出した




そして突然の出来事に 呆然と立ち尽くしてる


青年目がけて 私は突進したのでした・・・







青年にぶつかり 抱き合った・・・


何て事は無く 私は転がり 地面に倒れ込んだ


「痛ぁ〜い」


頭を摩りながら上半身を起こすと


「大丈夫ですか?」


青年が手を差し出しながら 私の顔を見て


「あれ?君がどうして?」







そう言われ 私はとても気不味くなり


「大丈夫 一人で立てます」


体についた土を払いながら 立ち上がった


「ひょっとして 俺を覗いてた?」


ニヤリとしながら 私を一瞥した







「違うわよ 偶然と言うか 成り行き上で


そうなったと言うか 何と言うか・・・」


もぅ 何を言ってるか 分らなかった


「冗談だよ それよりこっち来てみて」


青年は丘の上に立って 私を呼んだ


「え⁈ 何かあるの?」


「いいから いいから」


手招きする青年の方に 歩き出した







「ここから見る景色が一番好きなんだよ」


そう言った青年の視線の先を見て 驚いた


「うわぁ す 凄い」


夕焼けの中 丘の上から見下ろす町は


オレンジ色に染まりとても綺麗で 夕日の中を


飛び交う鳥達が まるで町全体を


祝福しているかの様に思えた






景色に見惚れ ボ〜ッと町を見ていると


「どうだい 凄いだろ?」


そう言って微笑んだ 青年の笑顔を見た


私の胸がトクンと波打った


な 何だろう 胸が苦しい どうしたんだろう?


その鼓動は徐々に 大きくなり 顔が紅潮して


いくのが 分った







「大丈夫?顔が赤いけど 熱があるんじゃ?」


そう言うと 青年は私の額に手を当てた


私は驚き その手を払い除けながら後退り


「だ 大丈夫です!それぢゃあ〜」


そう言い残すと 振り向いて 走り出した


ドクドクと高鳴る胸に 手を当てて


私は前だけを見て ただひたすら走ったのです











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