突然
そして風呂に入り 食事を済ませて横になり
明日から城の周りと 城に出入りしてる業者
とか 色々調べないとね
さて・・そろそろ・寝よ・・う
私はそのまま眠りに就いたのでした
翌日 私は城の周辺を隈なく調べたが
何処からも 侵入出来そうな場所は無かった
まぁ簡単に侵入出来る訳がない
城への搬入も一日一回で 門番もしっかりと
荷物や搬入者のチェックを怠らない
それを掻い潜り城へ入るのは 至難の技
結局何の案も浮かばないまま 私は退散した
荷物の搬入も 一日一回か〜
等と ボヤきながら 歩いていると
店から 安売りセールの声が 聞こえてきた
「え⁈ 卵がワンパック98円で限定50パック
の 売り切れゴメン!」
その声で既に人が 混み合い始めていた
こうしちゃいられない!走りだし店に入ると
私は 揉みくちゃにされながら 何とか卵を
ゲットして 店から転がる様に 飛び出した
「ふ〜」大きく息を吐き 私何やってんだろ
そう 心で呟き ガクッと肩を落とした
その時 視線の片隅に 例の青年が映った
帽子を深く被り 顔は見づらいが間違いない
青年はキョロキョロと 辺りを気にしながら
歩いているではないか
その姿が気になり 私は青年の跡をつけた
すると町から離れて 人気の無い場所へと
どんどん進んで行く
もしかして 私の正体も 跡をつけてるのも
ばればれで 誘導されてるのかしら? そして
私を始末する為に騎士団を待たせているとか
例えそうだとしても 失敗すれば 私の村は
きっと焼き払われる そうなれば責任を負い
私も自害するしかない 早いか遅いかの差だけ
そんな事を考えながら 跡をつけていると
青年が見晴らしのいい丘で立ち止まったので
私は息を潜めて木に隠れ 周りを見渡したが
騎士団が隠れている様子は無かった
青年は立ち尽くしたまま 身動き一つしない
何してるんだろぅ?そう思った時だった
私の肩に 何かが落ちてきた ん⁇何だろぅ⁇
肩に視線をやると そこには毛虫が乗っていた
またしても 声になったのはキャ〜では無く
「ギャア〜〜〜」だった・・・
私の叫び声に驚き 青年は飛び上がった
「な 何だ 何だ?」
「毛虫ががが〜 お願い 取って〜」
私は叫びながら 青年に向かい走り出した
そして突然の出来事に 呆然と立ち尽くしてる
青年目がけて 私は突進したのでした・・・