プロローグ
この物語は、ノンフィクションです。尚、登場する人物名は、仮名を使用しています。
作者はプロではないので、日本語としておかしな表現がいくつかあるかもしれません。
高校時代の実話なので、思い出しながら執筆しています。
なるべく早く完結させたいと思っておりますが、自分のペースで書いているので、更新が遅くなることもございます。
感想を戴けたら励みになり、更新スピードもあがるかもしれません。
作者は心の病気を持っている為、批判はご遠慮願います。
アドバイス等は大歓迎です。
上記のことを御理解の上、閲覧ください。
私の高校時代の恋のお話です。私が好きになった相手は、先生でした…
出会いは高校2年の冬だった。
クラブが終わった後、友人が英語のプリントをもらいに行くというので、私も職員室までついて行った。
その英語の先生は、2年の途中から産休の先生の代わりに、臨時の講師として来ている人だった。
友人は、先生のことをめちゃめちゃ批判していた。
「分かりにくい!」
と。
他の生徒も同じように、先生の教え方に不満をもっているようだった。
だから私は、あまりいいイメージを持っておらず、一度どんな人か見てみたいなぁ位の気持ちで待っていた。
友人が先生を呼ぶと、背が高くて細い、眼鏡をかけた人が出てきた。
私が、『この人かぁ〜。』と思っていると、先生は言葉を発した。
次の瞬間、私の中で何かのスイッチが押されたようだった。
先生の声は、見た目とかなりギャップのあるスピッツのvocalみたいな声で、私にとってなぜか衝撃的だった。
私は帰り道で友人に、
「あの声何ぃ〜(笑)きもいってぇ!」
と言っていた。もちろんそんなこと思っていなかった。
ただ、テンションの上がっている自分を隠そうと、そんな嘘を言ってしまったのかもしれない。
……こうして、私は先生の存在を知った。
あまりのインパクトの強さに、私は自然と先生を目で追うようになっていった。
恋心を抱くのに、そう時間は必要なかった。