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………………

作者: 大木悠樹
掲載日:2026/07/17

夏の夜、ホラーがよく似合いますね!

サイレンの音がした。

何台も何台も。


「うるさいな。せっかく寝ていたのに……」


ゆっくり寝ていたのに、起こされて気分が悪い。

どうやら、住んでいるアパートのどこかの部屋で、殺人事件が起きたらしい。

夜中だというのに、警察が事情を聞きに、自分の部屋までやってきた。

居留守を使おうと思ったのに、チャイムの他に、ドアをがんがん叩かれたので仕方なくでた。

下の階の住人がうるさいやつで、騒音だなんだと騒ぎだすから、夜中にこんな音をたてられるのは後々面倒だ。


「……ごめんください」


「何の用ですか?」


「……失礼します」


「ちょっと、勝手に困ります」


警察はズカズカと部屋の中に入ると、何枚も写真を撮って、頭を下げて出ていった。

断りもなく、勝手に部屋の写真を撮っていくなんて、一体どういう教育を受けているんだ。

管轄の警察に、クレームをいれてやる!




……


ぷるるるる。

ぷるるるる。

ぷるるるる……。


ガチャ。


「はい、こちら、○×警察署です。」


「………………」


「どうされましたか?事件ですか?事故ですか?」


「………………」


「お話できますか?」


「………………」


ガチャ。

向こうから、勝手に電話が切れた。

つーつーつー。

受話器をもとに戻す。


「また無言電話ですか?」


「ああ。事件だと困るし、いたずらだといいんだが……」


「丁度その件でメール来ましたよ。発信元がわかったそうです。あれ、ここの住所って……」


「何かわかったのか?」


「……ええ。ここの住所は、夜に殺人事件があって、鑑識の準備が整うまで閉鎖されている部屋のはずです……。性別や顔、身長が判らないくらい、ズタズタになった遺体で、とにかく部屋が血みどろで匂いが凄いそうです。入り口に警官は立っていますが、中に人はいないから、電話がかかってくるはずがないそうです……」


ぷるるるる。

ぷるるるる。

ぷるるるる……。




読んで頂き、ありがとうございます!


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― 新着の感想 ―
もしかして、主人公は事件で亡くなったのですかねー? 初め読んだ時はよくわからなかったけど、二週目読んだら、とても、鳥肌が立ちました。 他の作品も、読んでみます!
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