学園ラブコメ?ノゥッ!学生勉学です!
今月末に4巻が発売するよ。買ってね(*´∀`*)ノ
第一王子が婚約破棄し、定番のように甘やかしていた父親の王がやらかし失脚してバッドエンド。残っていた王子王女が血ではないけど血でもある家族愛をひろげてハッピーエンド。魔法使いの協会は欲深さに少女を求めて、まあビターエンド。
まあおおむねまともな人にとってはいい方向に向かっているはずだ。
宰相? 万能過ぎる先王の親バカのせいだとはいえ、国の崩壊を招きかけた責任を取って国を立て直して安定するまではある意味地獄に殉じている。
大体の問題を起こす連中は地獄に行く前の予行練習中なので邪魔は入らないだろうから、やりがいのある仕事を喜んでこなすだろう。
ん? 俺?
国の病巣を取り除いた大功労者ですよ。
でも褒められてもいいのに、家族に怒られ、王妃様に給料未払い借金地獄に落とされ、聞くも涙語るも涙……。
え? 俺の本性は知っている? …チッ。
まあ馬鹿が調子に乗って俺に喧嘩を売ってくれたおかげで、このまま関わらさせておくと問題ごとばかり起こすと王城から放免されたのであるっ!
「であるからして、王国は山脈という天然の要害と大規模の軍が通過するには厳しい行路と長年築き上げられた防壁と……」
お白いお髭とお眉毛が伸びすぎて顔の殆どが毛のおじいちゃん先生が話しながら板書していく。
手が震えて難読な文字なのはご愛敬。自分の人様向きでない字に比べてみれば清書されたようなものだ。
「くっ、ふぬぅっ」
ただ腰が曲がって書く位置が黒板の下半分にしか書かれると、俺の平均より少々低めの背の高さでは教卓に隠れた箇所が少々見えにくい。
机に腕を置いて上半身を持ち上げて椅子から腰を浮かせる。
ギリッギリで文字の上半分が見えた。それと授業内容から予測してノートに書き込んでいく。
自分の中では丁寧に書けたことにムフーと満足する。
そのタイミングで鐘の音が聞こえてきた。
「おや、もう時間かな。ではここで終わりにして次回の授業の範囲は……」
おじいちゃん先生が話しているのにもかかわらず、少ない生徒たちは我先にと教室から飛び出していく。
走りはしないけれど、教えを請う立場の者が教師を無視して扉に向かうのはどうかと思う。
「先生」
そしてそんな彼らを気もせずに言い終わって授業の後片付けをするおじいちゃん先生に俺は声をかけた。
「おや、セルフィル君どうしたのかな」
「最近の生徒は酷いものですね。教えを請うならば最後までその言葉を聞き逃さずにおかねばならぬのに」
「ほっほっほっ、そう言ってくれるのは君ぐらいなものだねえ」
「最後の最後に次回の授業の予習のための課題を言われるのでドキドキしてます」
「罰は無いけれど学ぶ意欲を教師も感じたいのだよ」
そう言っておじいちゃん先生は俺の頭を撫でる。
少し恥ずかしいけれど、年月を重ねてごつごつした大きな手のひらでされるのは嫌いじゃない。
「ところで君が休んだ分の範囲はここからここまでだね。まとめて提出する期限は一週間と見積もっておこうか」
撫でながらおじいちゃん先生は教科書をめくってページを俺に見せた。
「あの詳しくは言えないのですが。僕、休んでいた間に結構お国を幾つか救っていたんですよ」
「ふむふむ、それは頑張ってきたんだね。でもそれはそれ、これはこれだよ。学ぶ意欲を見せて欲しいね」
「ニャーッ! オーガーッ!」
「それに君の御家族と城から厳しくしてほしいと連絡が来ていてね」
「家族は長兄と異母ですね! あとは宰相でしょうっ!」
恩を仇で返しやがった宰相には次に国家規模の問題事が起きても放置してやる。長兄とヘルママは保護者で怖いからスルー。
え? なに心のオッサン。
全部お前の自業自得だって?
ハハハハハ、元凶は存在が愚の愚王のせいだって。そんな死●! のポーズで指差すと生まれの年代がバレるぞ。ん、流石に上の世代だって? それに僕の前世だろう?
そんな記憶はございませんと政治家の常套句を述べて、心のオッサンと殴り合うこと0.1秒、体感時間5秒で中年青年の体力に完敗した。
「半分の範囲か期日を倍にしてもらえませんか、こう見えても最近やることが増えて睡眠時間を削ることになるので……」
「生徒の本業は学ぶことだよ」
「それはわかってますけれどぉ……」
俺、セルフィル=ハイブルクの学園ラブコメ編冒頭イベントの大半は休んでいた間の弁明をして、補習と課題を減らすことから始まったのである。
ショタ「…これで何をボケろと?あ!筆者が逃げた!追え追えーっ!」
最初に遅れに遅れた謝罪を<(_ _)>
そしてメンタルが鬱に偏っていて、明るいラブコメを書くのにちょっと難儀しております。ぼつぼつと無理せず書いていこうと思っています。
バッドエンドものならいくつでも書けるんですけどねぇ。ままなりません(つд`)
第4巻が2月28日発売します。加筆を少々しておりますので、興味を持たれたらご購入していただくと筆者のおかずが一品増えます(´▽`)
申し訳ないので裏話でも。
愚王の夜会で覇王様が暴れショタが活躍していますが、ちゃんとアレハンドロと三人メイドが場内に入り込ませていました。
愚王が長兄たちの殺害を目標にでもしていたら、城は倒壊して廃人になるレベルの頭痛が起き、見せしめに使いものになりそうな王家派閥の貴族が首だけになっていました。
物語上ではショタから見れば国盗り方法を一つ晒しての温情ある沙汰でした。愚王からしたら屈辱感満載だったでしょうが(^_^;)
もう一つ裏話
レアノの設定資料を書いてたらレノアと間違いまくり。どうして面倒な名前にしたのだろうか(;´Д`)
…設定資料を書いてるということは、まあコミックの方です(^^;)
三人メイドの戦闘シーン、ロンブル翁がイケオジ、やたら格好いい変態執事最高です(*´∀`*)ノ
…どうして普通の連中にしなかったのかコミックを見ると遠い目になります(・ω・)











