刑理判定とリアルリメイク2nd
パーティーというのは名だけらしいゾ!
現在の時刻はAM9:00だ。
「おにぃ…忘れて物ないの?」
俺の妹的なヤツが珍しく持ち物の確認を促す。
「あと、30分後か…携帯とPCも持ったから準備は万端だと思われ」
「えぇ…大事なの忘れてるよ」
「なん…だと…」
いつもは忘れ物はしないはずだが、一体、何を忘れたのだろうか。
「えっとねぇ…それは…ワタシだよ///」
「も、萌えるゾォォ!よぉし!俺の愛しのセナたんも連れていってあげるゾ!」
俺は思いがけない妹的なヤツの返答に萌えていた。
「そろそろ、出るか…」
「うん、おにぃ…」
そして、時間はAM9:30を回った。
――ガチャッ!
俺は玄関のドアを開けた。
そして、そこに一台の護送車が停まった。
「やっと来たか…」
俺は声を普段より低くして言った。
「おにぃ…遅れてないよ…丁度だよ」
俺の発言をすかさず妹的なヤツが訂正する。
――ガシュン!
護送車のドアが開き3人の男女の刑事が降りてきた。
そして、茶色にぼさぼさ頭で20代前半の男性刑事が自己紹介を始めた。
「ボクは平沢恋次ッス!歳は23ッス!宜しくッス!」
平沢恋次に続いて黒色にストレートの20代前半の女性刑事が自己紹介を始めた。
「私の名前は空野真夜…これからよろしくね!」
そして、空野真夜が自分の右隣に居る黒色にウルフカットの50代の男性刑事を人差し指で指した。
「あと、こっちが…」
黒色にウルフカットの50代の男性刑事が
空野真夜が紹介を始めるよりも少し早く自己紹介を始めた。
「ワシは枠鳴爾郎だ…宜しくな」
どうやら、乗車する刑事の自己紹介は終わった様だ。
「それじゃ…乗ろうか」と枠鳴爾郎が言った。
そして、俺たちは護送車に乗車した。
「それは…着いてからの楽しみ…」と空野真夜が質問に答えた。
空野真夜が質問に答えてから約30分後、厚生省特別極秘犯罪摘発捜査局、通称LIG局のビルの駐車場に無事に着いた。
――ガシュン!
護送車の扉が開き、3人の刑事と俺・鑑セナは護送車から降りた。
「ここがLIG局か…」
空野真夜が「正式には厚生省特別極秘犯罪摘発捜査局ですが、通称ではLIG局と呼ばれています。このビルは地下10階、地上50階の計60階から出来ています。」と答える。
すると、隣に停まっていた護送車から3の男女の刑事と天城山が降りてきた。
「あーーっ!あなたは…あの日、私を助けてくれたヒーロー!!!!」
「いや、俺はただのリアルリメイカーだ…」
そこに、黒色にウルフカットの50代の男性刑事が割り込んでくる。
「お二方、お話はそこまでにして行こう」
俺たち9人は厚生省特別極秘犯罪摘発捜査局のビルに入っていった。
厚生省特別極秘犯罪摘発捜査局のビルに入って直ぐには受付が有った。
「何の御用でしょうか?…刑事課登録職員の方ですね。局長から御用が有る方々だと伺がっているの速やかに局長室にお向かい下さい。」と受付嬢が言う。
「それでは、局長室に行きましょう。」と空野真夜が言う。
それから、2分後に局長室の前に着いた。
――ウイーン!
局長室の自動ドアが開いた。
俺たち9人は局長室に入っていった。
「君たちを待っていたよ」と秋葉渓彌が口を開く。
「早速だけど、斬夜凪刻人君には厚生省特別極秘犯罪摘発捜査局の副局長になってもらうよ。あ、ちなみに君の部屋の物は全て厚生省特別極秘犯罪摘発捜査局の宿舎に移しておいたよ。」と続けて秋葉渓彌は言った。
まさか、主人公が高校生から高校生刑事に成るとは誰も思わななかった筈だ。