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第二話

 日本連邦の中で最初に異変に気づいたのは日本連邦各地にあるレーダー基地の隊員達だった。全国のレーダー基地のレーダーが一分間機能を停止し、夜だった空が一分間で青空になり太陽が出ていていた。

 政府はこれを受け、すぐさま記者会見を開き原因を調査中と報告した。

 総理大臣以下政府の要人達はこれを知っており、この日のために石油の貯蔵を増やし、国内備蓄分が半年分がたまり、食料の自給率を75%まで上げていた。そして、凍結していたF-3計画を再開した。

 何故なら、九州のどこかで秘密裏に発見された邪馬台国の遺跡から現代日本語で言うと予言の書が見つかり、1.17や9.11や3.11等の世界中のテロや災害を予言しており、それが全て当たっているため予言の書の最後のページには「日本転移」とかかれており、政府はこれを信じ大国、特にアメリカやロシア、中国に気づかれずに準備を進めてきた。

 連邦は転移してから二日目、想定外の事態が起きた。海上保安省の哨戒をすり抜け無人の尖閣諸島に武装した帆船が現れ、乗員が上陸し尖閣諸島に国旗の用な旗を立てた。そして、周囲にいた、漁船に向かってマスケット銃や小舟に乗り近づき漁船を襲った。通報を受けて海上保安省は巡視船を派遣した。

「こちらは、日本国海上保安省巡視船あけぼのだ!直ちに尖閣諸島より撤退せよ!尖閣諸島は我が国固有の領土である!繰り返す直ちに尖閣諸島より撤退せよ!」

 あけぼのは繰り返し警告したが返答はNoだった。相手は拡声器のようなものを持ち叫んだ。

「センカク諸島は我がエジブタ皇国海軍が占領した!本土より艦隊が現在こちらに向かっている!ニホン国は直ちに我が皇帝陛下に降伏せよ!これは警告ではない!命令だ!」

 あけぼのは帆船に対して船首にある20mm機関砲の警告射撃をしたが、相手は外したと見て、側面にいた巡視船に向かって20門以上のカノン砲を発砲し、二発が巡視船のブリッジとヘリ甲板に命中し炸裂した。

 巡視船あけぼのは沈みはしなかったもののヘリ甲板は使用が不可能になり、ブリッジは破壊され船長をはじめとするブリッジにいたクルーは戦死した。

 舵も着弾の衝撃で破壊され小舟が近づいていた。あけぼのの船員達は武器庫から64式小銃を取り出しデッキに並んだ。

「あけぼのに近づく小舟に告ぐ!これ以上あけぼn」

 拡声器で警告していた村上一曹が腕をマスケット銃で撃たれ、倒れこんだ。誰かが射撃開始!と叫び、各自が射撃を開始した。64式小銃から7.62mm減装弾が発射され、エジブタ皇国海軍の隊員達に命中し、内臓をぐちゃぐちゃにし、海面に着弾した。

 尖閣諸島の遥か向こうに船影が見えたが連邦軍ではなくエジブタ皇国海軍の帆船の用だった。

 同時に連邦軍のたかなみ型が到着した。たかなみ型駆逐艦おおなみからSH-60Kが発艦し、あけぼの直上でホバリングし被弾した村上一曹と数名の海保隊員を連れ本土の方に向かっていた。

 おおなみは尖閣諸島の南小島に上陸したエジブタ皇国海軍に警告なしに無慈悲な艦砲射撃を実施し、帆船を沈め、船員達を127mm砲で駆逐した直後、中央部にある対艦ミサイル発射管から対艦ミサイルSSM-2を発射し、艦隊に向かって飛んでいった。爆発が見えた三秒後に遅れて衝撃波が来た。

 皇国海軍将兵の骸は尖閣諸島の南小島に味方に置き去りにされ、後日、飛来した連邦陸軍のCH-47JAが回収し、全ての死体は焼却処分した。

 被弾したあけぼのはおおなみに曳航され佐世保に到着した。

 この事件は後に「あけぼの攻撃事件」として、世間に報道され、後の歴史の教科書に載る程の事件になった。


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