4話
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「あの男、何者なんですか?」
アナウンスの仕事を終えた私は後ろでニヤニヤしている上司に訪ねた。
「誰って、どこにでもいるフツーの男の子だよ〜。」
胡散臭いな。
転生してミミズになりました〜。なんて言われてそのまま信じるようなやつが「フツーの男の子」なわけが無い。
相当なバカか、狂ってるに違いない。
と、そうこうしてる間に彼が最初のスキルを取得したようだ。
どれどれ…
消費P 7,000P 魔力感知 取得
現在の所持スキル
嗅覚Lv2
聴覚Lv2
言語理解
魔力感知
現在の所持P3,000
ブーッ!
初めて取得したスキルが7,000P!?なんでそんな高いの取ってるのよ!っていうか初期Pが10,000Pってどんだけスキルポイントあるのよ!
これだけあったら余裕でポイント使って「進化」出来るわよ!
…って、あ。彼、もしかしてその辺分からずにやっちゃった?あらら勿体ない。
「これ、どういうことですか。」
私は上司に詰め寄った。
「何が?」
「とぼけないでください。彼の初期P多さは明らかに異常です。一般的な生物の初期Pは50前後、多くても100程度のはずです。」
「…前の彼がいた世界はスキルが認知されていない世界だった。その貯蓄分って言ったら信じる?」
「それでも明らかに多すぎます。…ちゃんと話す気は無いんですね。」
「ちゃんと話してるんだけどな〜。」
「はあ、分かりました。彼のことに関してはしばらく置いておきます。」
少し、彼の見方を変えた方が良さそうね。