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とどけ
きみにあった日
ぼくのはじまった永遠
胸がいたいんだどきどきして
なにもかもちがうんだママやせんせとは
まともに顔もみられない
ぼくはいつも影法師で
消えちゃいそうだったんだゆらいでた
まわりはじめたのは機械じかけのじかんじゃない
きこえちゃいそうなくらいの心の音
とどけ
とどけ
あんなにもにも空あかるくて
とどけ
とどけ
こんなにも空気すんでたんだ
きみがいなくなった日
おとなになったぼくの心
胸にあいたおっきなあなぼこ
今でもうめられないでいるよ
空をみるたびに
冬のつめたいしずくに
とどけ
とどけ
あんなにもいちずだった季節
とどけ
とどけ
こんなにもかわらない心のおもり
とどけ
あんなにも空明るくて
とどけ
とどけ
こんなにも
とどけ