忘れ物
うん、うんいい感じに騒ぐを収めることができたな。
もう帰っても大丈夫かな??
大丈夫だよね!
「よし、みんな今回の旅はこんなもので終わりかな。家に帰ろう!」
「はい!!」
「帰りも馬車で帰ろうか、魔物がどんな感じに蹂躙していったか眺めながらね。」
「あ…あの!帰りも空飛んでいくんですか?」
とシャーラが顔を青くして聞いて来たので、かわいそうになり、
「ああ!」
最高にいい顔で答えてあげた。
「ご、ご主人さま〜!!」
とか言いながら抵抗していたが、馬車を呼び寄せたら渋々乗った。
「じゃあ帰ろうか!」
と言って馬車を変形させて、出発した。
ちなみに馬車を変形させた時に忘れ物に気づいたが、なくても困らないので置いていくことにした。
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side
忘れ物
「ぐ…ぐぅ!…はっ!あいつは!!」
と忘れ物は周りを見渡すが、忘れ物の言うあいつという存在は周りにはいない。
その代わり、あいつに殺された家族がいるではないか。
状況確認をしていると、家族たちの意識が戻り始め、はじめは騒いでいたがこっちを見て歓声を上げている。
「あれはなんだったんだ!?だけどこの街の壊れようは…何が起きたんだ…だがいい、家族が生きてるそれだけでいい。」
という言葉を誰にも聞こえないように発した忘れ物。
だが、その言動と行動が一致していない。
「体が勝手に!!!」
忘れ物の意識はそのままに、体は自分の物ではないかのように勝手に動く。
そして、なぜか忘れ物の大切な家族を自分の手で殺している。
「やめ、止めろ!!」
「さ、サーニア様!!な!なぜ!!」
「わ、わからぬ!!体が勝手に!に、逃げろ!逃げてくれ!!」
と忘れ物。
その言葉に周りの家族と呼ばれる者たちは、逃げ回る。
だが神と人、逃げることなど不可能だろう。
人数が少し、少しずつ減っていく。
「お母さん!お父さん!」
と叫ぶ小さな女の子の前で母を殺し、父を殺す。
そしてその小さな子すらも殺す。
そんなことがしばらく続き、その場から声が、音が聞こえなくなった。
最後に忘れ物の、
「ああ!愛しい家族たちをこの手で殺してしまった。」
という音を残して。
ちょっと難しい言い回しを意識して書いてみましたbyもこお




