勇者?
「聖剣が抜けた!ついに勇者様がご降臨なされたのか!?」
と大聖堂の中にいた司祭様っぽい人が叫ぶと
周りが
「勇者だって!」
「歴史的瞬間に立ち会えるぞ!」
「私たちラッキーね!」
「あぁ…」
という風に騒がしくなった
そして光が収まるとそこにいたのは
奴隷の首輪をしたケモミミ少女言わずもがな我らのシニーちゃんだ
「え?…獣人?」というようば反応を周りがしていた
「シニーよく抜けたね!えらいえらい」
「はいっ!ご主人様!」
「ふ…ふざけるなぁぁぁ!!!汚らわしい手で聖剣に触るな!」
「そうだ!今すぐ聖剣をこっちに渡せ!」
怖い怖い
「無視をするな!!聖騎士を呼ぶぞ!!その剣をそいつに渡してついてこい」
うるさいな…
ということで聖剣を俺が受け取り司祭さまについていった
「剣に触れたら光ったのか…触れなくてよかった…」
といいつつ残念そうな顔のレインくんの声を聞きながら俺たちはお城に連れてかれた
「ここで待っていろ!!」
と大きな部屋に連れてかれ座らされた
周りには聖騎士たちがいる
「ようこそ!勇者様!」
と偉そうな感じのおじさんが入ってきながら俺の方を見て言った
「いや勇者はこっちの子だけど?」
「いいえ?あなたですよ?そうですよね?」
と笑いながら言ってきた
もちろん目は笑ってないし両隣にいた強そうな聖騎士さんが殺気を飛ばしてくるまでがワンセットだ
どうやら俺を勇者にしたいらしい
「いいえ?この子ですよ?」
「どの子ですか?」
と偉そうな人が言うと同時に両隣の聖騎士がシニーに斬りかかろうとしたが
「やめとけ」
と偉そうな人の後ろから声がかけられたことによって2人は止まった
「お前らじゃ勝てるような相手じゃない」
「何を言ってるんですか!イオン!」
「私たちじゃ敵わない?この汚らわしき獣人に!?」
「ああそうだ」
なんか話してるけど勝てる勝てない以前にもう決着ついてますけど大丈夫ですか?
2人はイオンとかいうやつに声をかけられて止まったがシニーも止まってるとは言ってないさすがシニーだね!
2人の上半身と下半身がずれ落ちた
「「え?」」
「…ッツ!いつの間に!!」
知らんがな
どう考えてもさっきだろ
「うまくできた?」
元気にシニーが訪ねてきた
「うまいぞ!」
と言って撫でてあげた
「で?この子が勇者ですけど?」
感想待ってます!!




