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番外編 鍛冶屋のおじさんと女の子
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鍛冶屋のドワーフ
ワシは名工とよばれ名前の知れたドワーフじゃい。
でも名前が知られるというのはいいことばかりではなく、今日も貴族のボンボンがやってきてワシの武器を買いにきた。
ただの貴族のボンボンならいいが、この貴族はワシの武器を人さらいや裏の仕事で使おうとしているという噂があるんじゃ。
この世界は魔物や魔族など敵が多く物騒じゃ、だがらこそ戦争などのためにわしの武器を使わせてなるものか!
だからワシの武器は売らん、と言って断ったのだがまた明日もくると言って去って行った。
はぁ誰かこのボンボンにガツンと言って諦めさせられるような奴はおらんかのぉ。
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攫われた女の子
私は今日宿屋のメリーちゃんの家に遊びに行く予定だった。
宿屋に行く途中お母さんには裏道を通っちゃダメよ、と言われているのに人通りの少ない裏通りを通ってしまったのがいけなかったのだろう。
それが私の運命の分かれ目だったんだ…
そう裏道で周りに人がいないとこで怖いおじちゃんたちに囲まれて捕まってしまった。
そのおじさんたちは無理やり私を攫おうとしてきた。
「きゃーーーーーー!!」
大きな声で叫んだけど誰もきてくれなかった…
殺されちゃうのかな?奴隷にされちゃうのかな?
怖くて涙が止まらなかった。




