→[はい]
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だまってやられる必要はないよね。
ネコ娘は、いじめた覚えはないんだけども。
やるっていうなら、ぼく、やるよ?
「おまえをやっつけて! 魔王さまに褒めてもらうニャ! これまでの失敗をぜんぶ帳消しになるニャ!」
なんかそういう理由だと、ますます負けられないなぁ。
「ギニャー!」
ネコ娘は、飛びかかってきた。
ぼくは、ひょいと避けた。
そしてネコ娘の背中に――。
「肉」って書いた。
「ああっ! なにするニャ! ひどいニャ! ミーに〝肉〟って書いていいのは! 魔王さまだけニャ!」
しらないよー。
「ギニャー!」
また飛びかかってきたネコ娘を、ひょいと避けて――。
また背中に「肉」って書いた。これで「肉肉」になった。
「だめだニャー! もう書くニャーッ!!」
ネコ娘は、もう半泣きだ。
そして、もう何個か「肉」って書いてあげたところで――。
「びえーー……っ!」
ネコ娘は全泣きになった。
「うわーん! もうダンジョンかえるーっ! 魔王さまに言いつけてやるー!」
べそをかきながら、帰っていってしまった。
あの「魔王」っていう人、厳しそうな人だったから――。人間に負けて帰ったなんて言ったら、きっとまた「肉」が増えるだけだと思うけど。
まあ、とにかく――。
勝った! 勝ったぞー!
ぶいっ!
このあとすぐ、もう一本投稿予定です。




