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薪割りスローライフをはじめますか?[はい/いいえ]  作者: 新木伸


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ターン33「マリオンに頼む」

おっぱい祭り、続行中です。

 てくてくてく。

 とことことこ。


 失敗しちゃった。あーあ。


 マイケル流にこだわらなければ、キサラは、おっぱいもましてくれたっぽい。


 べつにそんなに、もみたいわけではないんだけど。

 マイケルに聞かれて、もみたいか、もみたくないか、の二択だと、「はい」のほうだったから、そう答えて――。


 それで、マイケルと約束した。

 おっぱいもんで、どんな感じだったか、報告しなくちゃならない。


 おっぱい、もましてくれる、女の子……。

 どこかにいないだろうか?


 おっぱいー。

 おっぱいー。

 おっぱいがー、ないゆー。もめないゆー。

 るるるー。


 作詞・作曲・ぼく。

 「ぼくにはおっぱいがたりない、の歌」――を、歌いながら、ぼくは、てくてくと村はずれに向けて歩いていった。


 なんか――。

 このところ、おっぱいのことばかり考えている気がする。

 なんか――。

 マイケルになった気分だ。


 よくないなぁ。

 いけないなぁ。

 でも約束だしなぁ。


 ぼくは、てくてくと歩いた。


 歩くうちに、前方から、とんてんかん、とんてんかんと、音がしてきた。


 村の南西には、かじ屋がある。

 そこには、トモダチのマリオンが住んでいる。


 マリオンに頼んでみるかなぁ。

 同年代の女の子のなかでは、ユリアさんについで、おっぱい大きいし……。


    ◇


「やあ。カインじゃないか」

「どうしたの? あそぶ? いいよー。きょうはちょうど、仕事がなくなっちゃったんだ」


 と、マリオンは、隣にいるおじさんを見る。

 おじさんは、手にした剣? まだ剣の形になっていない、鉄の棒に近い物体を、じーっと見て、なんだか、不満そうな顔をしている。


「いい出来なのにさー。満足いかないんだってさー。しょうがないよね。職人だから」


「作り直すと、またイチからやらないとならないから……。今日の作業は、おしまいっ。……だから、あそべるよー? あそぶ? あそぶ? なにしてあそぶ?」


 いつもはマリオンは、かじ屋の仕事の手伝いがあるので、あんまり遊べない。

 たまに遊べる日もあって、ぼくも、マリオンも、それを楽しみにしているんだけど……。


「なになに? なにしてあそぶ? なにがいい?」


 きょうの遊びは……、やっぱり、あれかなぁ……。

 どうしよう?

 やっぱり、あれかなぁ? あれだよね?


「え? なに? え? おっぱい……?  え? え? え?」


 マリオンは、頭の上に、疑問符「?」を何個も浮かべている。


「え? え? じょ、冗談……だよね? な、な、な……、なんかさ……、カ、カイン……? マイケルみたいなこと、言ってない? おっぱいもませろ――って、いま、そう言った?」

今回の選択肢の投票場所は、こちらです。


https://twitter.com/araki_shin/status/727115270586687488

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