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薪割りスローライフをはじめますか?[はい/いいえ]  作者: 新木伸


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66/111

 →[はい]

全世界91%の「はい」の皆様。

キサラのおっぱいもむぞー! のルートです。

 →[はい]

 ・

 ・

 ・

 ぼくは、キサラに「はい」と答えた。


 キサラでいいに決まっている。

 キサラのほうが「いい」って言ってくれるなら……。ぼくは、ぜんぜん、キサラでよかった。


 驚いたように、まんまるく見開かれたキサラの目が――瞳まではっきりと見えて、きれいだった。


「じゃ、じゃ、じゃあ……、い、い、い……、いいけどっ……」


 キサラは言った。

 ぼくは魔法屋の店先のカウンターを、ひょいと、乗りこえて、中に入った。


「えええええっ! ちょちょ! こ――!? ここでえぇ!?」


 うん。そう。


「えっ! あっ――あのっ! い、いまっ? あとでじゃなくて――いまなのっ!?」


 うん。いま。


「あ――あとであとでっ! ここじゃなくて、べ、べつのところでっ――!」


 いまじゃないとだめだし。

 場所。関係ないし。


 ぼくは、キサラに、ずいっと迫った。


「じ、じゃあ……、じ、じゃあ……、いいけど」


 キサラは観念したように――つんと胸を反らせて立った。

 男の子の胸とはちょっと違う。わずかに膨らみがある。

 ユリアさんやマリオンみたいにはっきりとはしてないけど。

 へー。これがおっぱいかー。


「さ、さわるんでしょ……、い、いいわよっ……、いいんだからっ……、ほんとだからっ……」


 キサラに言われて、ぼくは目的を思いだした。


 手を構える。

 そしたら、わきわきと――準備運動。


「やっ――! ちょ――!? なによそれ!? その手つき!」


 これ? マイケル流。


「やっ! ばかっ! ちょっ――!! マイケルのまねなんかしないでッ!」


 でもマイケルは、この道の〝ぷろ〟だよ?

 ぼくは、キサラに言われても、わきわき――と、手を動かした。


「やだ……、やめ……、それやだ……、なんかヤダっ……」


 わきわきと動かしながら、その手をキサラの胸に――おっぱいに、近づけてゆく。


「やだ……、やめて……やめて……、おねがい……、やめて……、ヤメロ……、って……、言ってんでしょオオオォォぉ――っ!!」


 キサラが怒った。手近な物を投げつけてきた。

 ビンが飛ぶ。置物が飛ぶ。大きな花瓶も飛んでくる。


 しまいには――キサラは、宝箱まで、頭上に持ちあげてきた!


「コロス!!」


 うわーい。


 ぼくは逃げだした。

 なんでキサラが怒ったのかわからないけど。

 とにかく逃げた。


 ……いやわかるかな。わかるよね。

 マイケル流が、いけなかったんだよね。

本日はこのあと、もう1本投稿します。

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