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キサラのおっぱいもむぞー! のルートです。
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ぼくは、キサラに「はい」と答えた。
キサラでいいに決まっている。
キサラのほうが「いい」って言ってくれるなら……。ぼくは、ぜんぜん、キサラでよかった。
驚いたように、まんまるく見開かれたキサラの目が――瞳まではっきりと見えて、きれいだった。
「じゃ、じゃ、じゃあ……、い、い、い……、いいけどっ……」
キサラは言った。
ぼくは魔法屋の店先のカウンターを、ひょいと、乗りこえて、中に入った。
「えええええっ! ちょちょ! こ――!? ここでえぇ!?」
うん。そう。
「えっ! あっ――あのっ! い、いまっ? あとでじゃなくて――いまなのっ!?」
うん。いま。
「あ――あとであとでっ! ここじゃなくて、べ、べつのところでっ――!」
いまじゃないとだめだし。
場所。関係ないし。
ぼくは、キサラに、ずいっと迫った。
「じ、じゃあ……、じ、じゃあ……、いいけど」
キサラは観念したように――つんと胸を反らせて立った。
男の子の胸とはちょっと違う。わずかに膨らみがある。
ユリアさんやマリオンみたいにはっきりとはしてないけど。
へー。これがおっぱいかー。
「さ、さわるんでしょ……、い、いいわよっ……、いいんだからっ……、ほんとだからっ……」
キサラに言われて、ぼくは目的を思いだした。
手を構える。
そしたら、わきわきと――準備運動。
「やっ――! ちょ――!? なによそれ!? その手つき!」
これ? マイケル流。
「やっ! ばかっ! ちょっ――!! マイケルのまねなんかしないでッ!」
でもマイケルは、この道の〝ぷろ〟だよ?
ぼくは、キサラに言われても、わきわき――と、手を動かした。
「やだ……、やめ……、それやだ……、なんかヤダっ……」
わきわきと動かしながら、その手をキサラの胸に――おっぱいに、近づけてゆく。
「やだ……、やめて……やめて……、おねがい……、やめて……、ヤメロ……、って……、言ってんでしょオオオォォぉ――っ!!」
キサラが怒った。手近な物を投げつけてきた。
ビンが飛ぶ。置物が飛ぶ。大きな花瓶も飛んでくる。
しまいには――キサラは、宝箱まで、頭上に持ちあげてきた!
「コロス!!」
うわーい。
ぼくは逃げだした。
なんでキサラが怒ったのかわからないけど。
とにかく逃げた。
……いやわかるかな。わかるよね。
マイケル流が、いけなかったんだよね。
本日はこのあと、もう1本投稿します。




