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先生と私の関係

作者: レモン
掲載日:2026/07/25

 私は、みき、田舎の高校1年生。担任の先生は、藤谷大介。英語教師だ。みきは、高校入学当初から、大介先生のことが、大好きだった。いつか、大介に、打ち明けたかった。なかなか、その機会がないままに、時は、過ぎていった。

 みきには、強力なライバルがいた。音楽教師の京子だ。京子もまた、大介に好意を持っていた。教師同士だから、仲も良かったのだ。

 その他大勢の女生徒のなかにも、大介狙いの学生は、いた。ライバルは、多かったのだ。

 京子は、たびたび、大介を、食事に誘ったり、カラオケに誘ったりしていた。京子の方が、大介より、2歳年上だった。女性からの誘いに、大介は、2回に1回は、誘いを、受けていた。京子のことは、大介も、まんざらでは、なかった。このまま、2人は、付き合う感じにも見えていたくらいだ。

 みきは、そんな2人をみていて、とても焦りを感じていた。なんとか、大介先生に、打ち明けたいと思っていたのだ。思い切って、手紙を書いてみた。思いのたけを綴ったラブレターだ。

 英語の授業が、終わり、職員室に向かう、大介を、みきは、呼び止めた。「先生。」「これ、呼んでください。」そう言って、みきは、立ち去ったのだ。

 家に帰った大介は、手紙を読んだ。自分のことを大好きだ、という内容だった。大介は、戸惑った。自分のクラスのみきが、まさか、と、思った。みきは、クラスでも、目立つ存在だった。頭もよく、目鼻立ちのハッキリとした、きれいな子だったからだ。

 大介は、みきの手紙に、返事を書いた。今は、学業を、頑張ってほしいと。

 みきは、大介からの手紙の返事を見た。なんとか、先生に、近づきたかった。何か、先生に、サプライズを、しようと、思っていた。その日から、毎日、早起きして、先生に、お弁当を、差し入れることにしたのだ。先生は、いつも、学食やパンを食べていた。

 弁当差し入れ初日、先生は、困ったような顔をした。でも、せっかくだから、と、受け取ってくれたのだ。みきは、とても、嬉しかった。

明日からは、いらないよ、と、いわれたのだが。

 みきは、毎日、差し入れ弁当を、作って、先生に届けた。大介は、嫌そうにしながらも、お弁当を、食べてくれていた。

 みきは、ミッション1が、成功したと思っていた。 

 そんな様子をみていた、京子が、黙っているはずがなかった。大介に、教師と生徒の恋愛は、ありえないわよ、と言った。大介は、うなずいた。

 そして、京子は、大介に、手料理をごちそうするから、アパートに、遊びに来て、と、誘った。大介は、なんとなく、気乗りがしなかったので、丁寧に、断った。京子は、いい気がしなかった。

 みきは、ミッション2を、考えていた。大介先生に、セーターを編んで、プレゼントしようと思っていたのだ。みきは、毎日、学校から帰ると、本屋で買ったセーターの編み型の本を見ながら、セーターを編んでいた。そして、とうとう、出来上がった。きれいに、ラッピングして、先生に、渡そうと思っていた。

 学校で、お昼休みに、先生のところに行き、セーターを手渡した。一生懸命、編んだので、着てください、と。大介は、戸惑った。教師と生徒の間柄で、プレゼントをもらってもいいものだろうか?と。でも、せっかく、編んでくれたのたから、好意を、無駄にしないことにして、受け取った。それは、とても素敵な、ブルーのセーターだった。大介は、とても気に入った。同時に、みきが、こういうのを、作れることに、驚いていた。

 大介は、みきのことが、少し気になり始めてきていた。教師と生徒だから、恋愛感情は、もてないけれど、好意は、抱くようになっていた。

 ミッション3として、みきは、先生と、ラインができないかな!と、思っていた。無理だとは、思ったが。廊下で、大介とすれ違いざま、大介先生に、紙に書いた、ラインIDを手渡したのだ。連絡は、こないとは、思っていた。

 大介は、また、驚いた。でも、学校では、弁当やセーターのお礼を、なかなか、人前もあり、言えなかったので、ラインで、お礼をすることにしたのだ。

 それから、2人のラインのやりとりは、続いた。2人で秘密を持ったような、感じだった。

 みきは、ミッション3も、成功して、良かったと、思っていた。あとは、会ったり、デートしたりしたいな、ということだけだった。

 そんな時、みきは、クラスの人気者の五郎から、告白されたのだ。五郎は、前から、みきの事が好きだったのだ。そのことは、クラスの噂になっていた。もちろん、担任の大介の知るところとなる。大介は、複雑な心境になっていた。焼きもちを、やいていたのだ。みきが、なんて、返事をするのだろうと、不安になっていた。不思議な感覚だった。

 みきは、五郎に、好きな人がいるから、付き合えない、と、キッパリ言った。

 大介は、改めて、自分の気持ちに、きづかされたのだ。でも、恋愛は、できない間柄だから、自分の気持ちは、セーブしないといけないと思っていた。

 一方のみきも、大介が、自分が、高校卒業したら、付き合ってくれないかな、と、思う様になっていった。

 大介にも、いけないと知りつつ、みきに対して、恋心が、めばえていた。

 ラインでは、お互いの気持ちを、確認するようになっていっていた。学校では、他人を、装っても。

 大介は、みきが、高校卒業まで待って、結婚しようと、思い始めていた。それまで、お互い、仕事や勉強に、頑張って、着々と、準備を進めようとしていた。

 それまでは、2人とも、学校生活を、優先して、励まし合いながら、この愛を、乗り越えていこうと、思っていたのだ。

大介は、最後まで、2人の関係が、壊れないことを、願っていた。

 

 










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