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『性信親王、速記を習い始めたばかりの伊綱の娘を蘇生せしむること』速記談3047

作者: 成城速記部

 性信親王が、高野山において、百箇日尊勝法を行われた。結願を終え、高野山政所に戻られると、藤原伊綱から手紙で、今夜は私が最高の御接待をいたします、とのことであった。夜になり、伊綱がやってきて、実は、最愛の娘が、まだ五歳になったばかりなのに、速記を習い始めたばかりなのに、他界してしまいました。悲しみに耐えられず、入道親王様に加持祈祷をしていただきたく存じます、と言うので、周囲の者たちは、死穢に触れることを恐れて、その場を離れようとした。しかし、性信親王がしばらく祈念すると、娘の魂が帰ってきて生き返ったということである。



教訓:五歳から速記を習い始めると、末はさぞ上達するだろうと思う人もいるかもしれないが、語彙がないと速記は伸びないので、早ければいいというものではない。

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