15話
「3時間!3時間だ!3時間でプレイヤーを全員殺さなきゃ、逆にあいつらが死んじまうんだ!」
「ほう!それは大きな情報ですね」
「んだろぉお!?俺様凄ぇえだろ?役に立つだろ?」
「最っ高おおおうううだぜぇええピエロぉおおおお!」
「俺の真似かよ!似合わな過ぎて痛々しいわ」
「なんで急にクールになりますかね」
「ファフォオオ!なんだカエル!ご機嫌じゃねえか、余裕じゃねえかよ」
「ふふっ、誕生日ですからね、今日は俺氏の」
「なんだかおめぇえの事が好きになってきたぜ、オラ!何でも聞け、時間ねえぞ」
「もう一度聞ききます。これは佐渡 悠真、茅ケ崎 蓮、砥部 悠翔が自分たちで考えた能力、間違いないですね?」
「ああ!」
「死神の意向はあるにせよ、奴らが自分たちの意志で殺している。間違いないですね?」
「ああ!」
「日本では死刑囚だった、冤罪じゃない。そうですね?」
「ああ!」
「そうですか・・・」
「覚悟は決まったかぁあ!?カエルぅうう」
「とっくに決まってますよ」
「そうかぁああ?そうだったらいいんだけどよ。自信ねえみてぇえなツラしてやがるぜ、散々ステータス上げたくせによ!」
「それはそうでしょ。なんたって初めてですからね、戦うのは」
「あったりめえだろぉおおおおカエルぅうう!今日生まれたばっかりのなんだろお」
「ふふっ、そうです。そうでした」
「安心しろ、俺が保証してやるぜぇえええ!オメエの戦闘能力は半端じゃねえってなあ」
「だったらいいんですがね」
「オメエの能力はいい能力だぜぇえ!奴らのは広くてデケェえがリスクもデケェえ。正面から戦えば余裕だっっーの!」
「リスクを背負うですか、漫画みたいですね。極限状況で良く思いついたものです」
「だからさ!カエルぅう!だからこんだけの能力が手に入ったのさ!」
「まともじゃないです。生かしておいて良い事はひとつもないでしょう」
「イカした!イカれた!最っ高の能力だ!残り35分!35分でお前を殺さなきゃ奴らはゲームーバーだ!ヒョエッポー!」
「それじゃあこのまま待っていればそいつらは死んでデスゲームから解放される、そういうわけですか」
参加者の知らないルール。
この空間のどこかにある扉をくぐればゴール。解放される。そう思い込んでいる参加者は知らない、考えない。一刻も早くこのデスゲームから逃げ出したいと思うのが普通。
「んなわけねえんだよーん!あいつらはそんな馬鹿じゃねえのさ!」
「どういうことですか?」
「空間内にとんでもなく強ええやつが入り込んじまった時のこともちゃーんと考えてるのさ!」
「ほう」
「扉だ!扉から逃げるのさ!」
「扉・・・。ゴールのことですか?」
「そうだ!扉は参加者にとってのゴール!そしてゲームマスターにとっては緊急脱出用でもあるのさ!」




