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14話

 


「ごごごお・・・・・」


 酒、酒、酒。


悠翔はるとのやつ、寝ちまったぜ」


「いいじゃん、どうせ勝手に死んでくんだからよ」


「でもよ・・・」


「起きてたってしょうがねぇじゃん。どうせ何もすることなんかねえし」


「まあそうか」


「だろ!?働かずに世界征服!それが俺らの生き方」


「オッケー。そんじゃあ俺達も飲むか」



 デスゲーム内で最も高い建造物。634mにもなる高い塔の最上階に3人の男。佐渡 悠真ゆうま、茅ケ崎 れん、砥部 悠翔はると。邪神に掛け合いこの特殊スキル「黒い樹海」を得てデスゲームの世界を産み出したものたち。



「あと48分で残り62人だ」


「想定内だな」


「ああ」


 酒をまた一口飲み言った。


「しっかしこの世界の酒、まじいよな」


「だよな。俺も駄目だわ」


「めし、日本から取り寄せる能力者さがそうぜ。いんだろ?」


「小説ではそうだったけどな。いるかどうかはわかんね」


「邪神に頼んでみっか?」


「ふざけんなよ!もう二度と会いたくねえつーの」


「冗談だよ、冗談。マジになんなって」


「ったく、名前効いただけで寒気走るっつーの」



「おしおし、良い感じで減ってくぞ。ゲームオーバーが3218人、楽しみだな」


「ああ、なんたって今までの10倍はある、ゲーム終了と同時に凄まじい経験値が流れ込んでくるだろうさ」


「サンキューーー!って感じだな、ハハ!」


「尾形かよ!いやでも、マジでそうだよな!ハハッ、ハハハハッ!俺達が死刑なんて冗談じゃないっつーの!」


「ホントそうだわ、俺たちは一般ピーポーとは存在レベルが違うっつーの!」



 ゴクリ、ゴクゴク。


「お、どんどん減ってるな、残り14だ。やっぱレベルあがるとゲームもパワーアップしてるよな。減ってくスピード全然違うじゃん」


「精々ゴール目指して走れや、一生見つけられねえけどな!ぶふぁっ!ふはハハハハハはっはっハハハハハ」


「ほんっと馬鹿ばっかしだよな!ヒントくれてやってんのにさ」


「ピエロ、な!ちゃんと聞きゃあいいのによ、馬鹿だわ」


「でもよぉ・・」


「ん?」


「何か今回結構疲れねえか?」


「いや、俺も思ってた。何かダリぃわ」


「やっぱ人数増えると負担、デカくなんのかな?」


「わかんね。でもレベルが上がりゃあステータス増えんだろ?そうすりゃ大丈夫じゃね?」


「だよな?こんなんじゃ全然足りねぇし」


「確かにちょっと考えたほうがいいかも。いきなり人数増やしすぎたのかもしんねえ」


「とっとと強くなりてぇーんだけどな」


「まだこっち来て3カ月だからな。いくら俺らでもきつかったかもしんねえな」


「焦ってたかもな、計画もう一回見直すか」


「だな、こんなとこで躓いたら最悪だしな」



「むにゃむにゃ・・・・」


「オイ、いま悠翔はると、むにゃむにゃっつったぞ」


「漫画かよ、コイツ、マジ天然だよな」


 ゴクゴク。


「お、残り2だ」


「32分か、大体30分残し。計算通りだな」



 ウィーン。


 僅かな機械音。



「ライフルが動き出した。これで残り1だな」


「せっかくだから見ておこうぜ、悠翔はると起こせよ」


「おい、悠翔はると悠翔はると、起きろ」



 パシュ!



「はあ!!?」


れん、どうした?」


「外れた・・・」


「なに!?」


「数が2から減ってねえ!ライフルが外れた!!」


「そんなわけねえじゃん!何言ってんだよ、ライフルだぞ!躱せるわけねえじゃん」


「でも減ってねえんだよ!」


「どこだ!そいつはどこにいんだよ」


「スタートポイント、スタートポイントにいる!」


「ん、、どうしたんだよお前ら・・」


「マズくねぇか?」



 大きな画面に表示された電光板。地球のものと同等の威力を持ちそれ以上の精度を誇る自動狙撃ライフル以上の力を持つ者がこのデスゲームに入り込んだことを示していた。


 計算外を示していた。



「緊急事態だ」





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