12話
「ヒョハ、ヒョハ、ヒョハ!お前本当のバケモンだな」
バクリ!
「アンデットを喰っちまうなんてなあ!カエルううう!」
ピエロ
このデスゲームにおけるお助けキャラ。クリアできないゲームなんか面白くない、その発想で作られたキャラクター。ゲームの内容を全て知り、全てに応える仕様。
「うるさいですねえ、少しは黙ったらどうですか?」
だが情報を得るのは極めて難しい。
それはこのピエロが喋り終わると必ずモンスターが出現し、プレイヤーに襲い掛かるから。そしてモンスターは倒せば倒すほど強くなっていくからだ。一番最初に現れる状態ですら一般人の戦闘能力を大きく超えている。しかも、戦闘能力には際限というものが無く、どこまでも強くなっていくという仕様。
「計算外の化物だよオメエはよお!いまのなんて基本戦闘力24,444だぜぇ!1万でSランク冒険者って言われるって知ってるかあ?どうかしてるぜ、オメエはよお」
「はぁああ、、今ならどんな奴にでも勝てる気がしますよ」
基本戦闘力24,444、それは初めてピエロの対峙した時の戦闘力6,752を大きく超えている。本来であれば勝負にすらならない差である。
しかし、
〇●〇●〇●〇●〇●
特殊スキル「キングアマガエルの歪んだ複写」
◎物質を取り込むことが出来る。また、吐き出すことが出来る。
◎取り込んだ場合に選択できることは、消化または放置。消化を選択するとその物質が持っているステータス、知識等を取り込むことが出来る。また、それが特殊スキルを所持しているものだった場合、その特殊スキルは消滅するが、新たな特殊スキルを得ることが出来る。
◎消化したものの魔力に応じてポイントを得ることが出来る。ポイントはステータスの向上、または、スキルの獲得に充てることが出来る。
◎取り込んだものは異次元に送られるため、その容量は無限。
◎自身より高い戦闘力を持つものを取り込む事はできない。
〇●〇●〇●〇●〇●
基本戦闘力155,740
これが現在の悪魔ガエルの数値。
「計算外だなぁアイツらも!余裕でぶっ殺されちまうぜ、オメエによ!」
「どっちの味方なんですか、あなたは」
喰らって、消化し、ステータスを取り込む。これにより悪魔ガエルとアンデットの戦闘力の差は一向に埋まる事が無い。むしろボーナスポイントといってもいいだろう。
「俺は助けキャラだ!オメエの味方に決まってんだろう!」
「本当ですかね」
アンデットは地中から抜け出した後で敵を襲うように出来ているらしい。つまりそれまでの間は攻撃し放題という事になる。ステータスが高くなれば土から這い出るスピードは上がるのが普通だがそれは常に一定だった。
「この融通の利かなさ、まさにゲームですね・・・」
「おいおいおいおい、何言ってんだよ!変身途中のヒーローを攻撃する奴がどこにいるっつーんだよ、どんな悪役だってその間は待つのが普通だろうが、この卑怯者!試合開始前に攻撃しやがって、この卑怯ガエル!」
「いえ、俺氏は悪魔なんで卑怯は誉め言葉なんですが・・」
「肌色が緑色野郎!」
「斬新な悪口っ!」
「包茎!」
「それはマジで勘弁してください・・」




