Re:第3の殺人
「もう滅茶苦茶だよ」
俺は呟いた
「酷いぐちゃぐちゃだワー」
銀は口を覆った。
「落ち着け・・・・・ 俺は戦場ではよく見た光景だ・・」
将軍は落ち着いた様子だった。
「・・・・・・・・・・・・」
「なんだオラァ~船でここから逃げるんだオラぁ!」
飛車は涙目だった。
「この嵐では船は出せない。運転手である船長も死んでしまったし」
俺は飛車にいった。
「酷い光景やな。ワイは部屋に籠るで」
金成は部屋に戻って行った。
「しかし原因はなんだ・・・これは爆弾か」
俺は事件について考えることにした。
「これは爆弾だぜ。見ればわかる」
将軍は傭兵なので爆弾に詳しそうだった。
「こんなのは素人に扱えないだろ」
俺はいう。
「これはプロの犯行だな。爆弾を所持するテロリスト集団・・・Xが外に潜んでいるのかもしれない」
もしくはプロの傭兵であり、爆弾を扱えそうな将軍が犯人の可能性がある。だが、この巨体は取り押さえられないだろう。
「部屋にいた方が安全だオラぁ!」
「もう部屋から出んワー」
「・・・・・・・・・・・・」
これで飛車、金成、銀、ナイトの4人が部屋に戻っていった。
「俺たちはどうする?」
飛車は俺に対して聞いてきた。
「まずは武器を取りに行こう!」
俺は将軍と王子の部屋にある銃で武装することにした。もしもの時は返り討ちにできるようにする。
ここは将軍と行動することにした。
銃を持つが本物を扱ったことがない。
将軍が銃の打ち方を教えてくれた。
王子の部屋には3丁の銃があったが、俺が1丁の銃を持ち、将軍は2丁の銃を持つことにした。
部屋を出て、ゲストルームに向かった。
「銃を持って、ゲストルームの部屋の廊下で見張りをしておかないか?爆弾を投げ込まれたり、仕掛けられてないか用心しながら行動しよう」
「そうするか」
将軍は賛同してくれた。
そして、ゲストルームの個室にいるみんなには一晩廊下で見張りをすることを伝えようとする。
それぞれの個室をノックするが返事がまったくない。
「おい、返事してくれ!」
飛車、金成、銀、ナイトの4人のだれからも返事がないのはおかしい
そこで無理やりドアを開けることにした。
飛車の部屋に入ると首のない裸の死体があった。
他の部屋でも悲惨な光景だ。
4人の裸で首のない死体があった。
飛車、金成、銀、ナイトの4人は無残な姿で殺されていたのだ。