君に頼りたい
これなら僕でもできる
少し前まではそう思っていた
でもやっていくうちに、やっぱり君の手助けを頼りにしてしまう……
君の手助けはとても嬉しい
でも心の中をモヤモヤが覆い尽くすんだ
甘えに対する恥ずかしさ
1人で出来なかった事に対する僕自身への劣等感
今までは1人でも出来たことなのに、やっていくうちに難しくなっていき、僕1人じゃ出来なくなってしまう
甘える事は恥ずかしくはない
むしろどんどん頼るべきだ
周りはそう言って励ましてくるが、そういう訳にはいかない
僕自身のプライドがある
だから君の誘いを断り1人で挑戦してみるが、もちろん惨敗
君は少し笑いながら「大丈夫だよ」っていうけど、僕の中では恥ずかしさと悔しさしかなかった
君に本当はお願いをして頼りたい
一緒に作業をして楽しく作業をしたい
でもそれじゃダメなんだ
君に認めてもらいたいから
君と対等になりたいから
僕は1人作業する
失敗してもいい
何回でも繰り返してやる
そうやって僕はゆっくりと君に近づいてみせるよ……