見守っていた星が不法介入されていた件について
これは・・・どうゆう事?え?嘘でしょう?
お気に入りの種族全滅?約一万位あったのに!全部!
ちょっと温泉旅行に行ってた間に全滅?
いくら星時間で数千年単位でも一種族位生き残っててもいいじゃない!
地震とか津波とか噴火とかの大規模な自然災害は起きてないはずなのに、まあ、小規模なものはちょくちょく起きてはいたけれど・・・
激動期が修まって停滞期に入ったから、誘われてちょっと温泉にって星の座から離れたけど・・・
えぇー!何がおきたの?はっ!まさかバイオハザードのパンデミック!!
結論、私不在の間、星の座を誰かに乗っ取られた。
意図的に種族は消され、新たに創られた・・・其れも最悪の方向に・・・
・・・・・・・・・・・・・誰だ、最終的に自爆する様に私の星を魔改造した奴!
出てこ~い!!
私は末席とはいえ神に連なる者です、ええ、末の末の一番下です。
とはいえ座の機能をまだ上手く扱えず、先達の使徒達に教えて貰ってる見習いです。
それでも、神です!見習いですが成経てですが・・・
神に据えられた時に任された小さな星、私が神である証。
座の機能を全て把握してないから胎動期に構成成分を投入とか適度に混ぜ合わせる以外は何もせず観察だけをしていた星ですが、愛おしく見守っていたのです。
見守っている間、何もしてない訳じゃないですよ、座の機能の把握に勤しんでいました・・・いえ、進行形で、勤しんでいる最中です・・・教えて貰っている最中です・・・
その、教えて貰っている、私付きになった使徒に裏切られるなんて思いませんでした・・・
神の私より、よっぽど座の機能を把握していた使徒でした・・・
いくら、座を把握してる使徒でも、未熟ながらも神である私とは越えられない壁があります。
使徒に座に坐る権限は無いのです、座に坐れるから神なのですが・・・
私が不在の間に座に坐ってしまった使徒は既に居ません。
いえ、私が戻った時には消滅した後だった様です。
座に坐った時点で使徒には耐えれない筈なのに・・・ある程度神の権限を施行してから消えた様です。
私が座を離れてた間の事を確認したところ判明しました・・・
そんなに私が嫌いだったのでしょうか?私の星にした事を考えると憎んでいると思うほどに・・・
確かに神の威厳無し、星の座の事は何も知らない、未熟者ですけれど・・・
私は、私は・・・あなたの事が好きでしたのに・・・
泣いて、泣いて、泣いて、泣いて、哭いていたら、私の愛しい星が爆発しました・・・
何時かは火の星になる事は判っていましたが、こんなに早まる事じゃなかった。
火の星と化した愛しの星を眺めてて、想いました・・・
生命が消えてしまったのだから、星の記憶をも消してしまおうか・・・と。
未熟な私が生命ある星を管理する事事態おこがましかったのです。
魂の大浄化をして記憶も記録もすべて消してしまおう!
記憶も記録も何も無い、零から星を育もう・・・